◇「レスリングの五輪除外は絶対にない」=ハン副会長がレスリングを始めたのはオリンピックのためだ。高校2年だった1974年、テコンドー選手として運動を始めたが、オリンピックという夢のためにレスリングに種目を変えた。
ハン副会長は「レスリングがオリンピックから除外されれば、層が薄い韓国とアジアのレスリングは沈滞期を迎えるはずだ。すでにレスリングをやめる幼い選手が出てきている」と話した。
現在フィリピン代表チームの監督を務めるハン副会長は、選手から「私たちはどうすればいいのか」という相談を受けるという。その度に1時間以上かけて状況を説明している。ハン副会長は「フィリピンの選手たちを見れば、自分が運動を始めた当時のことを思い出す。オリンピックに対する希望で目が輝いている。IOC執行委員もレスリング界の反発に当惑している。レスリングがオリンピックで除外されることはないと確信している」と語った。
◇「レスリングにチャンスも」=IOCは来月、ロシア・サンクトペテルブルクでもう一度、執行委員会を開く。レスリングはここで野球・ソフトボール、空手、武術、ローラースポーツ、スカッシュ、スポーツクライミング、ウェイクボードの7候補種目とオリンピック正式種目進入を争う。2月の執行委員会直後、「レスリングにもうチャンスはない」という見方が優勢だったが、最近は雰囲気が変わっている。
パク・インギュ大韓体育会国際交流課チーム長は「当初、執行委員会で1種目を推薦すれば、9月にアルゼンチンで開かれる総会で承認を受け、新しい種目がオリンピックに含まれる予定だった。しかし最近、国家オリンピック委員会連合(ANOC)などもレスリング除外に懸念を表明し、執行委員会も簡単に決められなくなった。レスリングを含む複数の種目を推薦した後、最終決定を総会に託す可能性もある」と展望した。
レスリング除外を防ぐため、学生時代にレスリング選手だったウォール街の役員がロビー資金を募金するなど、各界の支援も続いている。プーチン・ロシア大統領とラムズフェルド元米国防長官も「レスリング除外は理解できない」という声を出している。一部のレスリング選手はオリンピックメダル返還運動をしている。
▽ハン・ミョンウ
生年月日:1956年11月21日
出身学校:リラ工高(現リラアート高)-建国大
受賞経歴:1986年ソウルアジア競技大会フリー74キロ級金メダル、1988年ソウルオリンピックフリー82キロ級金メダル
主要経歴:国家代表コーチ(1988-90、1992-94)、KBS(韓国放送公社)解説委員(2004-)、大韓レスリング協会訓練理事(1997-2001)・専務理事(2002-08)・広報委員長(2008-12)・副会長(2013-)
「マルティネッティは独裁者…レスリングをつぶした」(1)
ハン副会長は「レスリングがオリンピックから除外されれば、層が薄い韓国とアジアのレスリングは沈滞期を迎えるはずだ。すでにレスリングをやめる幼い選手が出てきている」と話した。
現在フィリピン代表チームの監督を務めるハン副会長は、選手から「私たちはどうすればいいのか」という相談を受けるという。その度に1時間以上かけて状況を説明している。ハン副会長は「フィリピンの選手たちを見れば、自分が運動を始めた当時のことを思い出す。オリンピックに対する希望で目が輝いている。IOC執行委員もレスリング界の反発に当惑している。レスリングがオリンピックで除外されることはないと確信している」と語った。
◇「レスリングにチャンスも」=IOCは来月、ロシア・サンクトペテルブルクでもう一度、執行委員会を開く。レスリングはここで野球・ソフトボール、空手、武術、ローラースポーツ、スカッシュ、スポーツクライミング、ウェイクボードの7候補種目とオリンピック正式種目進入を争う。2月の執行委員会直後、「レスリングにもうチャンスはない」という見方が優勢だったが、最近は雰囲気が変わっている。
パク・インギュ大韓体育会国際交流課チーム長は「当初、執行委員会で1種目を推薦すれば、9月にアルゼンチンで開かれる総会で承認を受け、新しい種目がオリンピックに含まれる予定だった。しかし最近、国家オリンピック委員会連合(ANOC)などもレスリング除外に懸念を表明し、執行委員会も簡単に決められなくなった。レスリングを含む複数の種目を推薦した後、最終決定を総会に託す可能性もある」と展望した。
レスリング除外を防ぐため、学生時代にレスリング選手だったウォール街の役員がロビー資金を募金するなど、各界の支援も続いている。プーチン・ロシア大統領とラムズフェルド元米国防長官も「レスリング除外は理解できない」という声を出している。一部のレスリング選手はオリンピックメダル返還運動をしている。
▽ハン・ミョンウ
生年月日:1956年11月21日
出身学校:リラ工高(現リラアート高)-建国大
受賞経歴:1986年ソウルアジア競技大会フリー74キロ級金メダル、1988年ソウルオリンピックフリー82キロ級金メダル
主要経歴:国家代表コーチ(1988-90、1992-94)、KBS(韓国放送公社)解説委員(2004-)、大韓レスリング協会訓練理事(1997-2001)・専務理事(2002-08)・広報委員長(2008-12)・副会長(2013-)
「マルティネッティは独裁者…レスリングをつぶした」(1)
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