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シャープ持株買収もサムスン李在鎔副会長が主導…積極的に経営参加

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

李在鎔(イ・ジェヨン)サムスン電子副会長(45)

李在鎔(イ・ジェヨン)サムスン電子副会長(45)の活動が活発になっている。これまで父の李健煕(イ・ゴンヒ)サムスン電子会長(71)を補助する役割に徹してきたが、最近はグループの未来戦略までまとめる“積極的リーダー”に変身している。

李副会長は21日、ソウル瑞草社屋で、ビル・ゲイツ・マイクロソフト(MS)創業者らと2時間半ほど夕食会を開いた。李副会長はゲイツ氏と両社の協業関係からIT産業の未来、アフリカ児童支援まで幅広く意見を交わした。この席には崔志成(チェ・ジソン)未来戦略室長(副会長)、申宗均(シン・ジョンギュン)サムスン電子IM部門長(社長)らサムスン首脳部が同席した。

サムスングループの関係者は「副会長に昇進した後、李健煕会長の代わりに、サムスンを訪れる国内外の要人と会うことが増えたのは、李副会長の位置づけがそれだけ高まったということ」と説明した。


実際、今月中旬、英最大家電流通企業ディクソンズの最高経営責任者(CEO)、ジェームス会長がサムスンを訪問した際も李副会長が迎えた。李副会長は瑞草社屋にあるディライト展示場を20分間ほど案内した後、歓談をし、両社の協力について話し合った。

サムスン関係者は「欧州はサムスンスマートフォンが市場の40%以上を占めるほど人気があるが、競合他社の攻勢が激しく、いつ順位が入れ替わるか分からないところ」とし「流通企業の協力が必要だと判断して李副会長が迎えた」と説明した。

グローバルリーダーとの面談のほか、主要投資計画も李副会長が主導している。サムスン電子は先月、日本シャープに104億円を投資して株式3.04%を取得し、5大株主になった。この投資も李副会長の“作品”という。

李副会長は昨年末に昇進した後、最初の出張先を日本シャープ本社に決めた。当時、片山幹雄シャープ会長に会った李副会長は「ウィン・ウィン体制を構築しよう」と述べ、投資の意向を表した。しかし、過去に技術を学んだサムスンが株主になることに対し、シャープ内では反発も少なくなかったという。

李副会長は「60インチ以上のパネルをシャープの主力の堺工場から調達すれば、大型テレビ市場を一緒に牽引できる。シャープは堺工場の稼動率を高め、大型テレビ市場で再飛躍できる」と強調しながら説得した。

李副会長は主力スマートフォン「ギャラクシーS4」の成功に向けて積極的に動いている。李副会長は18日、日本を訪問し、加藤薫NTTドコモ社長、田中孝司KDDI社長、孫正義ソフトバンク社長ら日本国内3大通信企業のトップと相次いで会い、協力について話し合った。

サムスンの関係者は「その間、日本市場は韓国家電製品が避けられる“韓国電子製品の墓”だった」とし「李副会長がギャラクシーS4で日本市場開拓に力を注いでいる」と説明した。

李副会長は出国前日の17日には世界的な製薬会社、米メルク社のケネス・フレーザー会長に会い、バイオ事業とついて意見を交わした。バイオはサムスンが5大新事業の一つとする分野。

財界は李副会長の最近の動きについて、サムスン電子の実績から生じる“経営自信”と分析している。実際、李副会長は今月初め中国で開かれた博鰲フォーラムから帰国した際、「サムスンはもっと頑張らなければいけない。大きな責任感を感じた」と述べた。

グループ関係者は「李副会長の責任感発言は、助力者として発言を控えてきた過去とは違う姿」とし「グループの大きな構想は李健煕会長が、懸案は李在鎔副会長が担当する体制がしばらく続くだろう」と分析した。



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