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【コラム】韓国・日本の第1野党、あるべき姿を取り戻さなければ(2)

ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版
実は、海の向こうの民主党を心配するほど韓国の民主党にも余裕はない。冬が過ぎて春になっても依然として誰の責任かを問い詰めている。遅れたけれども大統領選挙を総括した報告書も出てきた。敗北原因を正確に問い詰めて反省して、次は上手くやろうという趣旨のものだ。ところがそれをめぐって繰り広げる行動は決してそうではない。いくら大目に見てやっても、互いに相手のせいにしているものにしか見えない。

いまさら大統領候補の資質を取り上げて論じるのも笑わせる。どうなろうが歴代2位の得票率を記録した候補だ。大統領選の選挙戦の時に、国民が選び抜いた候補だと大げさに騒いだのが誰なのか。「積極的に応援しなかった安哲秀(アン・チョルス)のせい」という話には、そら笑いを禁じえない。安哲秀が立候補を辞退した時に「党を任せることもできる」「 文在寅(ムン・ジェイン) 、安哲秀が最初から新しい政党を作りなさい」と興奮していた声がいまだ聞こえるようなのにという話だ。

大統領選挙の総括報告が評するように、去る大統領選挙は構図上、民主党が勝てる選挙だった。魚の知能より少しでも賢いなら、その分だけでも振り返ってみよう。昨年5月の総選挙時はそうではなかったのかどうか。勝つことができた選挙を続けざまに負けたとすれば、何かが変わるべきだと感じそうなものだが、そうでないのがかえっておかしい。そのようなおかしな政党で、どうやって国民が希望を見出すことができるのか。ほかの見方をすれば、蘆原(ノウォン)丙選挙区の補欠選挙に候補も出せないのが当然だという理由だ。(中央SUNDAY第318号)

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