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【コラム】日本・中国ではない韓国と恋に落ちたのが幸運な理由(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
ソウル駐在の外国特派員は最近、周囲から北朝鮮の話ばかり聞かれると感じているはずだ。母国の英国にいる人たちも私に同じことを尋ねる。「状況はどれほど危険なのか」。私の返事は一貫している。「全く分からない」。他の報道機関のインタビューに答える場合は、「全く分からない」という立場を5分に増やして話す方法を工夫しなければならない。

私が最近応じたインタビューのうち、北朝鮮の核と関係がないものは一つだけだった。ある韓国の放送局から、どういう理由かは分からないが、若者に人生について助言してほしいと頼まれた。正直、私にそういう助言をする資格があるとは思っていない。もし母がその放送の場面を見れば、こう話すに違いない。「あの子の話は無視するのがよい。故郷から遠く離れたところ暮らして…。一体いつ結婚するつもりなのか」(私は母は前世、韓国人だったのかもしれない)。

しかし何か話さなければいけないので、思わず「フィンランド語とフィンランド文化を習えばいい」と言ってしまった。実際、私には韓国に住むフィンランド人の友人が1人いる。その数日前、その友人は私に「フィンランド語と韓国語をともにうまく話せる人は世界に10-20人しかいないはず」と話した。


フィンランド人は英語を非常にうまく話すが、フィンランド人にフィンランド語で話せれば有利だ。性格が社交的であるうえ、小さいが重要な2国の言語を流ちょうに話す能力まで備えれば、どこの誰も軽視できない大きな競争力を持つといえる。

自分を差別化することは重要だ。年を重ねるにつれて、この考えはよりいっそう強まっている。差別化は、人々が開発しようとしない独特の技術や専門性を持つことで生じる。私が言論人として仕事ができるようになったのは、あらゆるイシューに斬新な見解を持ち、特ダネをつかむ能力があったからではない。ただ私が勤務する報道機関に韓国を少しでも知っている人が私しかいなかったからだ。



【コラム】日本・中国ではない韓国と恋に落ちたのが幸運な理由(2)

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