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挑発レベルを下げる北朝鮮、緊張局面から出口戦略?

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
在韓米軍の関係者は16日、北朝鮮が緊張局面の出口戦略を探しているようだと述べた。北朝鮮の激しい非難が減っているのは、出口戦略の摸索と関係があるということだ。この関係者は「先月中旬以降、北朝鮮はいつよりも緊張を高めていた」とし「北朝鮮指導部が強力な非難で緊張を高めた後、現在、出口を模索している段階とみられる」と話した。

北朝鮮が3月中旬以降、戦略ロケット司令部と砲兵部隊に「1号戦闘勤務態勢」を発令し、ミサイル発射命令を出したと明らかにしながら緊張を高めたが、4月に入ってからこうした挑発の程度が弱まっているという理由からだ。過去に比べて激しい挑発で緊張を高めてきたが、最近は「もし…すれば」という条件を付けながら一歩後退する姿を見せている。

実際、北朝鮮は11と12日、それぞれ韓国・米国政府の対話提案に対し、「南朝鮮(韓国)当局の態度にかかっている」(14日)、「対話を望むなら、すべての敵対行為に謝罪すべき」(16日)と主張した。


韓国国内の保守団体が北朝鮮を非難しながら故金日成(キム・イルソン)主席・故金正日(キム・ジョンイル)総書記の肖像画を燃やすパフォーマンスを行ったことに対しては、「われわれ(北)の予告のない報復行動が始まるだろう」と言いながらも、韓国側に謝罪を要求しながら出口の方向に余地を残した。この発言通りなら、北朝鮮が先月中旬から続けてきた挑発は、韓米連合訓練を口実に軍事的対応を通じて住民の結束を固めるレベルとみられる。

もちろん軍事的行動の可能性も開いている。北朝鮮外務省報道官はこの日、「本当の対話は、われわれが米国の核戦争脅威を防止できる核抑止力を十分に備えた段階になってこそありえる」とし「対話を云々することこそが世界世論を誤った方向に導こうとする欺まんの極限状態」と主張した。また「米国がわれわれを狙って仮想目標を決め、核打撃訓練をしただけに、われわれもそれに対応した訓練をしないわけにはいかなくなっている」と述べた。

在韓米軍の関係者は「北朝鮮が誤った判断をする可能性があり、いつ、いかなる挑発があるかは誰にも分からない」とし「ミサイルとともに(4度目の)核実験、エンジン燃焼実験などの動きに注視している」と話した。最近の北朝鮮軍の戦力については、「北朝鮮の通常兵器は旧ソ連の装備がほとんどで、修理に困難があり、戦力は落ちた」とし「このため核と電子弾(EMP)、大量破壊兵器を発展させた」と分析した。

◇国家危機評価会議を延期=韓国政府は北朝鮮の危機に対応するための汎政府レベルの「国家危機評価会議」を来月初めに開くことにした。



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