日本フィギュアの“看板”浅田真央（２３）が国際スケート競技連盟（ＩＳＵ）２０１３世界国別対抗戦のショートプログラム（ＳＰ）で最悪の演技をした。

浅田は１１日、東京代々木競技場で行われたＳＰで５９．３９点をマークし、５位に終わった。今季の浅田のＳＰ最低点だ。６７．１３点で１位になったアデリナ・ソトニコワ（１７、ロシア）と７．７４点差がついた。

浅田は先月、カナダ・オンタリオ州ロンドンで開催された世界選手権大会後のブランクを乗り越えられなかった。演技前の練習でもトリプルアクセルでミスを連発した。浅田は実戦でもトリプルアクセルを跳んだ際、両手をついて転倒した。トリプルフリップ－トリプルループの連続ジャンプでもトリプルフリップが回転不足という判定を受けた。浅田は「ジャンプ以外はよかった」としながらも「みんなの足を引っ張ってしまった」と語った。


浅田は１３日、フリーの演技を行う。日本は浅田の不振にもかかわらず、鈴木明子、無良崇人、高橋大輔がよい演技を見せ、総合順位で１位となった。浅田は「失敗した原因は分かっているので、フリーにつながればいい。今日はアッコちゃん（鈴木明子）が頑張って（日本が）１位になったけど、フリーは自分もいい演技をしたい」と語った。