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韓半島の不安あおる外国、火消しに乗り出す韓国観光業界(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
◇飛行機・ホテル・カーフェリーのキャンセル相次ぐ

ソウル・ノンヒョン洞で10年にわたり営業している中国インバウンド旅行会社。スタッフはこの日予約をキャンセルする国際電話の対応に忙しかった。スタッフは「昨年のこの時期には1カ月に団体客を50~60チーム受けたが最近は3分の1程度に減った」と訴えた。中国黒竜江省の旅行サークルの観光客35人、カーフェリーに乗って仁川港から入国しようとしていた青島の団体観光客もぎりぎりでキャンセルした。

ホテルの予約キャンセルも相次いでいる。ソウル・小公洞(ソゴンドン)のロッテホテルのスタッフは、「先週から宿泊客が減り、デスク応対よりも『ソウルが安全なのか』と尋ねる電話を受けるのが仕事になった」と話す。実際このホテルは最近日本人宿泊客が前年に比べ30%以上減った。プラザホテルは予約客室の23%が5日から8日にかけキャンセルされた。ヒルトンホテル関係者は「通常は繁忙期である5~6月の予約率も例年より20%落ちると予想している」と説明した。


一方、仁川とペクリョン島を行き来する旅客船も厳しい状況だ。観光客が急減し1日2400万ウォンの燃料価格もまかなえないためだ。

米国の放送局は自社の戦争専門記者らを韓国に相次いで派遣している。米NBCは「戦争開始者」と呼ばれる紛争専門のリチャード・エンゲル記者を先月韓国に送った。彼は5日、NBCのニュースを通じソウル・鍾路(チョンロ)と明洞の雰囲気を伝えた。また、北朝鮮のミサイル戦力、米国のミサイル防衛体系などについて報道した。CNNは国際ニュースアンカーのジム・クランシー、ABCは看板記者であるマーサ・ラダッツを韓国に急派した。英BBCは「コリア・クライシス」というタイトルで北朝鮮発の韓半島危機に集中的にスポットを当てた。外国政府も韓国の状況を「非常時局」とみる雰囲気だ。タイ政府は先月31日に駐韓タイ大使館に自国民の退避計画を立てるよう指示したという。

◇観光公社「企業・訪問客に安全を積極広報」

これに伴い、政府レベルの対策準備が至急だという指摘が出ている。漢陽(ハンヤン)大学のイ・フン教授は、「私たちが肌で感じるよりも現在の韓国の状況の危険性は外国人に大きく見られるようだ。政府が安全性を積極的に広報する必要がある」と話した。韓国観光公社は「非常対策稼動班」を構成した。観光公社は「中国企業などのインセンティブ団体旅行、国際会議、クルーズ船などがキャンセルにならないよう努力している」と明らかにした。



韓半島の不安あおる外国、火消しに乗り出す韓国観光業界(1)

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