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安倍に合わせて「強い日本」復唱、東京政界右向け右

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
7月参議院選挙を控えた日本政界に「強い日本」という刺激的スローガンがあふれている。 産経新聞によると30日、初めての党大会を開く日本維新の会は「保守政党」「憲法改正」という表現が明記された党綱領を採択する予定だ。

日本維新の会は昨年末の総選挙で自民党(294議席)、民主党(57議席)に続き54議席を取得した第3党だ。右翼傾向だけは安倍晋三首相に遅れをとらない橋下徹大阪市長と石原慎太郎前東京都知事2人が導く。彼らは綱領で、自分たちが夢見る理想的な日本の姿を「賢明で強い日本」と規定することにした。より一層注目されるのは日本維新の会が急速に自民党と歩調を合わせているという点だ。

日本維新の会の「強い日本」というキャッチフレーズは事実、安倍の専売特許と同じだ。安倍は総選挙の時から「強い日本を取り戻す」というスローガンを掲げて政権を取得した。そうでなくても「参議院選挙の後、自民党と日本維新の会が手を握って憲法を直す」という観測が広がっていて「強い日本」という共通スローガンがより一層尋常ではない。


社会全体の右傾化の中で、日本政治はすでに保守政党でなければ名刺を差し出すことも難しい状況に入り込んだ。その結果、最も不明瞭な姿勢の政党が第1野党、民主党だ。野党に転落した後、2月末の党大会で採択した綱領は優柔不断で地味なことこの上ない。自民党と違ったイメージ構築のために「中道リベラル政党」という表現を入れようと試みたが「中道を掲げては敬遠される」という保守論者の反対に挫折した。また、改憲論と反対論が対抗しながら綱領には「国民とともに未来指向的な憲法を構想する」というあいまいな表現が採択された。

このように保守与党と保守野党だけ活発な日本で、連立与党公明党がそれなりに安倍の独走を牽制する唯一の政党に選ばれる。だが、31議席に過ぎず、恐竜自民党の横暴をどこまで防げるかには常に疑問符がつく。





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