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金融資産10億ウォン以上の韓国“スーパーリッチ” 月収は…(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
事業家のイさん(64)は金融資産だけでも200億ウォン(約17億円)を超える“スーパーリッチ”だ。 イさんは最近、保守的な投資をしている。 「安全資産50%以上無条件確保」がイさんの基本投資原則だ。 08年の金融危機以降、金融市場の変動性が大きくなった時、貯蓄銀行やファンドに投資したが、大きな損失を出した“学習効果”のためだ。 イさんは現在、安定的に運用できる預金・保険商品に資産の60%以上を入れている。 そのほか海外債券と国内国公債に20%、残りは株価連係証券(ELS)・物価連動国債などだ。 イさんは「市場変動性が大きい状況で攻撃的に投資すれば、子どもに譲る財産まで失いそうで、できるだけ安定的に資産を運用している」と語った。

韓国国内に金融資産を10億ウォン(約8500万円)以上保有する、いわゆる“スーパーリッチ”は約15万6000人で、金融資産は総額461兆ウォンに達することが明らかになった。 しかしその大半が最近の不安定な金融市場のため、投資に保守的であることが調査で分かった。

ハナ銀行とハナ金融経営研究所は26日、こうした内容を含む「2013年韓国の富リポート」(Korean Wealth Report)を発表した。 この報告書は、ハナ銀行プライベートバンキング(PB)のスーパーリッチ顧客784人を対象にしたアンケート調査と各種統計に基づき、資産管理形態と経済習慣を分析している。


この報告書によると、国内スーパーリッチ(15万6000人)は全体人口の0.3%にしかならないが、資産総額は全体家計金融資産の18%に達した。 国内スーパーリッチの主要収入源は財産所得(39%)・事業所得(29%)・勤労所得(26%)などの順だった。 主所得源の財産所得は金融資産・不動産などから発生する利子・配当金・賃貸料など。 このうち金融資産と不動産の比率は約55%対45%で、金融資産の比率がやや上回った。 しかし不動産景気に対しては否定的な見方をしている。 全体資産で不動産が占める比率は、不動産市場沈滞などの影響で08年(51%)から減り続けている。

金融資産投資は全般的に保守的な性向が強かった。 全体金融資産のうち預金が41.7%を占めた。 ファンド(24.5%)、保険・年金(19.8%)、株式(13.8%)などが後に続いた。 特に金融資産が10億-30億ウォンの人の場合、預金比率が46.1%で最も高く、保有資産規模が大きくなるほど比率は低下した。



金融資産10億ウォン以上の韓国“スーパーリッチ” 月収は…(2)

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