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朴槿恵大統領、服でメッセージ伝達…“カラー政治”

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

状況によって変身する朴槿恵(パク・クネ) 大統領のファッションが話題だ。4日の国民談話の時は濃厚な緑色のジャケット姿で政府組織法の早急な妥結を国民に訴えた朴大統領は、妥結翌日の18日には黄色い服に着替えた。右側は19日に7大宗教代表らと会った姿。左側からホ・テヨル大統領府秘書室長、 曹渓宗の慈乗(ジャスン)総務院長、朴大統領、天主教大主教のキム・ヒジュン宗教間対話委員長。(写真=青瓦カメラマン団)

朴槿恵(パク・クネ) 大統領の服の色が明るく変わっている。与野党が国政空白の主犯だった政府組織法改編案を合意処理することにした17日以降、暗めの色よりも明るい色が目につく。

朴大統領は19日、宗教指導者を青瓦台(チョンワデ、大統領府)に招待して昼食をともにした。灰色のジャケット姿だったがチャイナカラーの部分に赤紫色を重ねてポイントをつくった。先立って18日に開かれた大統領府首席秘書官会議の時は、明るい黄色のジャケットに緑色系のズボンを履いた。ズボンの色に合わせたカバンも目を引いた。

大統領府の人々は「大統領の服の色は政治状況を反映するようだ」と話す。朴大統領は時間(Time)と状況(Occassion)、場所(Place)に合わせた服を選ぶという。そうすると服の色を見ればその日の大統領の心理状態や強調したいと思っているメッセージが分かるという話が出てくる。


朴大統領は初めての首席秘書官会議(2月27日)の時にオレンジ色のジャケットを着て以降、瑞草洞(ソチョドン)のハナロマートを訪問した時(3月13日)を除き、濃厚な緑色のジャケット(3月4日、国民談話)や灰色のジャケット(3月12日、アルティキャスト社訪問)を着るなど、明るくない色の服をおもに着ていた。当時は政府組織法改編案が処理されておらず国政空白が続いていた時であった。

大統領就任式(2月25日)と将校合同任官式(3月8日)、警察隊卒業式(3月14日)の時は同じ服を着た。ヒップまで隠れる長さの国防色のジャケットだった。断固たる態度と強靭さがにじみ出ている軍服色のファッションだった。青瓦台関係者は「国家に対する権威などが強調されたものとして、朴大統領が直接選んだと思われる」と話した。

朴大統領が服の色を通じて遠まわしに政治的メッセージを伝えた例はまだある。証券取引所を訪問した時は株価上昇を意味する赤いジャケットを着たし、アウンサン・スーチー女史に会った時はオレンジ色のチャイナカラーで“希望”のメッセージを表現した。青瓦台関係者は「政府組織法が通過した後、大統領が着ていた服を見ると、主に明るめの服を選んでいる」とし「17日の首席秘書官会議では本格的に自身の統治スタイルを色で表わそうとするという印象を強く受けた」と伝えた。政界では「朴大統領は服の色でメッセージを伝える“カラー”政治をする」との評が出てきている。



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