キム・ヨナが“フィギュアクイーン”として華麗に復帰した2013フィギュア選手権大会で注視すべきポイントがある。ティーンエージャーの躍進だ。トップ10に10代の選手が6人も布陣した。日本の村上佳菜子(当時18)と中国の張可欣(当時17)の2人だけが10位に入った昨年の世界選手権とは異なる様相だ。世代交代の信号弾がさく烈したわけだ。6位のグレイシー・ゴールド(18・米国)と7位の李子君(17・中国)、8位のケイトリン・オズモンド(18・カナダ)、10位のエリザベータ・トゥクタミシェワ(17・ロシア)など、ほとんど今年初めて世界選手権大会に参加した選手らが覇気を前面に出し世界の舞台に華麗に登場した。
ゴールドとオズモンドは同い年のライバルだ。両選手とも容貌に優れ基本技もしっかしている、オズモンドはショートプログラムでパワーとリズム感あふれる演技で減点なしのクリーン演技を見せた。ゴールドはフリースケーティングでトリプルルッツとトリプルトウループのコンビネーションジャンプをきっちりとこなし5位を記録した。総合順位ではオズモンドを押さえた。大韓スケート連盟のチョン・ジェウン理事は、「オズモンドとゴールドのように基本技が良ければ非常に早く成長する」とし、ソチ五輪の期待株に選んだ。