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<フィギュア>表彰台のキム・ヨナは終始笑顔…涙を流さない理由

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

フィギュアのキム・ヨナ。

キム・ヨナ(23)は15日(日本時間)、カナダ・ロンドンのバドワイザーガーデンで行われた2013国際スケート競技連盟(ISU)世界フィギュア選手権女子シングルのショートプログラムでミスなく演技を終えたが、予想より低い69.97点(中間順位1位)を受けた。 審判陣はトリプルフリップジャンプに対してロングエッジ判定をした。

17日(日本時間)のフリーでも妙な雰囲気があった。 キム・ヨナの前に演技をしたカロリーナ・コストナー(イタリア、合計197.89点)、浅田真央(日本、合計196.47点)はミスをしたが、高い点数を受けた。 出場選手のうち最後に登場したキム・ヨナが優勝するためには127.93点が必要だった。 転倒するミスでもすれば、1位を譲りかねない状況だった。

しかし杞憂だった。 「レ・ミゼラブル」の旋律が流れ、キム・ヨナの演技が行われた4分10秒の間、バドワイザーガーデンにはただキム・ヨナだけが存在しているようだった。 キム・ヨナの最後のスピンが終わる前に観客が一人、二人と立ち上がり、起立拍手を始めた。 ショートプログラムで減点を与えた審判陣も拍手を送った。 減点のない“クリーン”演技だった。 女王はこのように私たちの前に帰ってきた。


キム・ヨナは148.34点を受け、合計218.31点で優勝した。 2位のカロリーナ・コストナーと20点以上も差がつく完壁な勝利だった。 09年のロサンゼルス大会後4年ぶりの世界選手権優勝だ。 ライバルとされていた浅田真央は3位に終わった。

2010年バンクーバー冬季オリンピック(五輪)で見せた当時の姿と同じだった。 しかし金メダルを首にかけて涙を流したバンクーバーとは違い、今回のキム・ヨナは涙を流さなかった。 たくましく成熟した姿だった。

キム・ヨナは2011年4月の世界選手権準優勝を最後に大会を離れた。 その代わりアイスショーや各種広告に出演した。 「教育実習をきちんとできるのか」「ビールのCMに出演するべきでない」などの批判を受けたりもした。 しかし女王は自分が演じたレ・ミゼラブルの主人公コゼットのように強かった。 「誰が私を揺さぶっても、髪の毛1本も揺れないだろう」という自叙伝の言葉のように毅然としていた。 そして昨年7月に復帰宣言をした後は、名誉回復にまい進した。

キム・ヨナは幼い自分を育ててくれたシン・ヘスク、リュ・ジョンヒョン両コーチと一緒に非公開練習をした。 シンコーチは「毎日午前10時にスケート練習をする。 ヨナは9時からアップを始め、昼12時までスケートをする。 氷上練習が終われば、しばらく休んだ後、2時から5時まで地上練習をして体力を上げる」と伝えた。 毎日同じ練習が繰り返された。 シンコーチは「ヨナはいくら厳しい練習をさせても、つらい表情を見せない。 他のフィギュア有望株よりキム・ヨナの練習量が多い」と驚きを表した。

昨年11月には脚に筋肉がついたキム・ヨナの写真が話題になった。 2月25日の高麗大の卒業式にも出席せず、練習に集中した。

キム・ビョンヒョン体育科学研究院(KISS)心理学博士は「五輪の金メダルなど目標を達成してしまえば、集中力が低下し、意志が弱まるのは当然だ。 しかしキム・ヨナは新しい目標を設定して集中力を失わなかった。 精神的に本当に強い選手」と述べた。



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