“風雲児”李天秀（イ・チョンス、３２）がまたグラウンドに立たなければならない理由ができた。家庭を持ったからだ。

プロサッカー仁川ユナイテッドは１５日、報道資料で李天秀の結婚を伝えた。相手のＡさん（２９）は一般女性で、２０１２年初めに知人の紹介で出会い、愛を育んできた。

Ａさんは、李天秀が韓国復帰のために全南ドラゴンズのホーム競技場を訪れ、ファンに頭を下げて謝罪する時も、「心から頭を下げて謝罪をすればファンは許してくれるから、真心を込めて許しを請うべき」と助言をするなど、李天秀をそばで支えてきた。


当初、李天秀とＡさんはＫリーグクラシックシーズンが開幕する前に挙式する予定だったが、試合に専念できるようＡさんが配慮し、シーズン後の１２月に挙式することを決めた。しかし２月には両家の親せきが集まった中で婚約式を行い、婚姻届も出した。２人の愛の結実である赤ちゃんも７月に生まれる予定だ。

今月３日に仁川ホーム開幕戦のサイン会でファンと初めて会った李天秀は、現在、一日２回の練習に参加し、コンディションを高めている。早ければ３月末または４月初めに１軍に合流した後、試合でプレーすることを期待している。また、球団の地域ボランティアプログラムにも積極的に参加する意向を表すなど、国内復帰に否定的なファンにも努力する姿を見せようと最善を尽くしている。

仁川球団の関係者は「イ・チョンス選手の実力が優れていることは誰もがよく知っている」とし「李天秀が結婚をし、安定した環境で選手生活を続けながら実力を最大限に発揮し、球団のさまざまな活動に参加すれば、本人にとっても選手生活をするうえで大きく役立つはずだ。そのようなイ・チョンス選手を見るためにホーム競技に来られる方々も増えれば、球団のマーケティングにも大きな力になるだろう」と話した。

仁川九月洞で新婚生活を始める予定の李天秀は「厳しい時期にいつもそばで支えてくれて、生涯のパートナーとして一緒に歩んでくれる妻に感謝している。一家の家長、夫、父として、ファンに成熟したイメージで接する選手になる」と明らかにした。