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韓国で金買い入れブーム、海外大口投資家は疑問視(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

韓国で金買い入れ熱風が吹いている。

おかしなことだ。海外の大口投資家は金の割合を減らしているのに、韓国では金買い入れ熱風が吹いている。数日前に新韓銀行プライベートバンキングセンターの担当者は1日中金のインゴットバーを求めるのに冷や汗を流した。ある老紳士が訪ねてきて100億ウォン分を買うと言ったためだ。彼は「全財産を金に変え、死ぬ時に子どもに税金の負担なく相続する」としてインゴットバーを買っていった。新韓銀行二村洞(イチョンドン)PBセンターチーム長のヤン・スギョン氏は、「インゴットバーを求める需要が増えており最近では品薄現象まで起きている。在庫が足りず短くて1週間、長いと1カ月待たなければ買えない」と話した。

金融業界によると、10億ウォン以上の金融資産を持つ“スーパーリッチ”によるインゴットバー需要が急増し、昨年は金融業界だけで1500億ウォン相当以上のインゴットバーが売れたと推定される。新韓銀行の場合、2月の月平均販売量は昨年より2倍程度に増えた。貴金属流通会社の韓国金取引所の販売実績資料を見ると、昨年1月に4億ウォンにとどまった同社のインゴットバー販売量は12月には25億ウォンと5倍以上増えた。韓国銀行も2月だけで20トン(10億3000万ドル)を買い入れた。2010年末に14.4トンだった韓国銀行の金保有量は先月には104.4トンに増えた。

このような状況は金の比率を減らしている海外大口投資家の戦略と全く異なる。フィナンシャルタイムズなどによると、金指数連動型ファンド(ETF)が今年売却した金は約140トンに達する。これに伴い国際金価格は2012年11月末に比べ10%も下がった。韓国内の金価格も8日現在1グラム当たり5万5140ウォンと2011年8月以後で最も低い水準を記録している。

韓国で金買い入れブーム、海外大口投資家は疑問視(2)

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