「円安」を足がかりにして日本の輸出が復活している。
愛知県と福岡県に位置するトヨタ自動車工場。このところここでは昼夜の区別がない。全生産工程がフル稼働だ。「円安」で米国など世界から注文が殺到しているためだ。あちこちから飛び込んでくる戦勝記録にトヨタは来月から1日の生産台数を10%増やし1万3000台に調整する。生産ラインに投じる従業員を確保するのも困難な状況だ。伊地知隆彦専務は、「1ドル=70円台の時は輸出をすればするほど損失を出すモデルがあり販売をむしろ抑制した。しかし円がわずか4カ月で1ドル=90円台まで下がり社内に意欲があふれている」と話した。近く現代・起亜自動車に奪われた米国市場のシェアも取り戻せると楽観した。
#2.自信が大きくなった日本車の米国販売店