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<WBC>韓国、日本戦コールド負け後に雪辱したように…

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

金寅植(キム・インシク)元代表チーム監督(左)、奉重根(ボン・ジュングン)投手(右)

韓国代表は09年の第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で“東京大惨事”を克服したことがある。

第1ラウンド第2戦で日本に2-14の7回コールド負けを喫した韓国は、直ちに反撃に乗り出した。中国に14-0とコールド勝ちした後、日本との順位決定戦で1-0の完封で雪辱を果たした。

日本との2戦目に先発した奉重根(ボン・ジュングン、33、LG)は5イニング1/3を無失点に抑えた。奉重根はその後、日本との第2ラウンド、決勝戦でも好投し、“奉重根義士”と呼ばれた。


左肩のけがで今大会に参加できなかった奉重根は「WBCに初めて出場した投手が多いので負担を感じているようだ。厳しい時であるほど『楽しもう。よい経験をしている』と考えなければいけない」と助言した。

奉重根は「日本にコールド負けした後、楊相ムン(ヤン・サンムン)コーチに『私が出て復讐する』と告げた。みんな日本戦は避けたいという考えがあったし、私も心配はあった。しかしこう話したことでむしろ負担は減った。お互い『次は自分が投げたい』と話す雰囲気を作らなければいけない」と語った。

当時代表チームの監督だった金寅植(キム・インシク)韓国野球委員会(KBO)技術委員長(66)は「日本戦の大敗は屈辱的だった。それでも選手に一つだけ頼んだことがある。『0-1で負けても0-10で負けても同じ1敗だ。1回負けただけだ。新たな気持ちでスタートを切ろう』と話した」と振り返った。

金委員長は「今の韓国代表チームに言いたい言葉も同じだ。『オランダ戦の敗戦は忘れよう。新たな気持ちでスタートしよう』だ。コーチングスタッフと選手が今の状況をよく知っている。長い言葉は必要ない。そばで彼らを応援する必要がある」と伝えた。

第1回大会で日本に2勝1敗と勝ち越した韓国代表は、第2回大会の最初の日本戦で大敗し、大きな衝撃を受けた。“日本キラー”金広鉉(キム・グァンヒョン、SK)が1イニング1/3で8失点した点も傷が大きかった。しかし金委員長は冷静さを取り戻し、選手団を励ました。また、核心戦力ではなかった奉重根が威勢よく前に出た。そして韓国代表は大勝よりも気分がよい1-0の勝利をつかんだ。



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