ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)大会3連覇を狙う日本が、本大会初出場のブラジルに辛勝した。
日本は2日、福岡ヤフードームで行われた第3回WBCのA組第1ラウンド初戦で、代打・阿部慎之助(24、読売)の決勝打でブラジルを5-3で降した。勝利はつかんだが、WBCチャンピオンの威容は見られなかった。試合中盤まで山本浩二監督(67)の表情も暗かった。
日本は1回表、先発・田中将大(楽天)が一死三塁から左前ヒットを浴び、先制点を許した。日本は3回表一死一、二塁から糸井嘉男(オリックス)の右前タイムリーで同点に追いついた。続いて4回表には一死一、三塁から坂本勇人(読売)の犠牲フライで逆転した。
しかしブラジルも引き下がらなかった。3回から田中を救援した2番手の杉内俊哉(読売)が4回裏、2安打を許して同点に追いつかれ、5回裏には攝津正(ソフトバンク)が二死二塁からタイムリー二塁打を浴び、2-3と逆転された。
日本は敗色が深まりつつあった8回、ようやく打線がつながった。一死二塁で代打の井端弘和(中日)が右前タイムリーを放って同点に追いついた。続く一死満塁のチャンスでは主将の阿部慎之助が代打で登場、二塁手のグラブをはじく強烈な打球で三塁走者を生還させ、4-3と試合をひっくり返した。日本代表の4番の阿部はこの日、ひざの痛みのため先発メンバーから抜けた。しかし重要な場面で代打で決勝打を放ち、主将としての役割を果たした。さらに日本は松田宣浩(ソフトバンク)のセンター前タイムリーで1点を追加した。
しかし日本代表はこの日の試合で多くの課題を残した。田中が2イニング4被安打1失点、杉内が2イニング2被安打1失点と、信頼されていた投手が振るわなかった。
日本は3日午後7時、中国と第2戦を行う。
日本は2日、福岡ヤフードームで行われた第3回WBCのA組第1ラウンド初戦で、代打・阿部慎之助(24、読売)の決勝打でブラジルを5-3で降した。勝利はつかんだが、WBCチャンピオンの威容は見られなかった。試合中盤まで山本浩二監督(67)の表情も暗かった。
日本は1回表、先発・田中将大(楽天)が一死三塁から左前ヒットを浴び、先制点を許した。日本は3回表一死一、二塁から糸井嘉男(オリックス)の右前タイムリーで同点に追いついた。続いて4回表には一死一、三塁から坂本勇人(読売)の犠牲フライで逆転した。
しかしブラジルも引き下がらなかった。3回から田中を救援した2番手の杉内俊哉(読売)が4回裏、2安打を許して同点に追いつかれ、5回裏には攝津正(ソフトバンク)が二死二塁からタイムリー二塁打を浴び、2-3と逆転された。
日本は敗色が深まりつつあった8回、ようやく打線がつながった。一死二塁で代打の井端弘和(中日)が右前タイムリーを放って同点に追いついた。続く一死満塁のチャンスでは主将の阿部慎之助が代打で登場、二塁手のグラブをはじく強烈な打球で三塁走者を生還させ、4-3と試合をひっくり返した。日本代表の4番の阿部はこの日、ひざの痛みのため先発メンバーから抜けた。しかし重要な場面で代打で決勝打を放ち、主将としての役割を果たした。さらに日本は松田宣浩(ソフトバンク)のセンター前タイムリーで1点を追加した。
しかし日本代表はこの日の試合で多くの課題を残した。田中が2イニング4被安打1失点、杉内が2イニング2被安打1失点と、信頼されていた投手が振るわなかった。
日本は3日午後7時、中国と第2戦を行う。
この記事を読んで…