27日午後4時、ソウル中区小公洞(チュング・ソコンドン)のロッテ百貨店の向かい側の道路。明洞(ミョンドン)の入り口に台湾人観光客を降ろしていた大型バス2台が停車している。観光バスがバス専用路をふさいでいて市内バスが車線を変えざるを得ない実態になっている。交通警察官が近寄ってきて「停車してはいけないことを知ってるだろう?」と言うと観光バスの運転手はようやくハンドルを握った。運転手のA氏(55)は「明洞は外国人の団体観光客が必ず寄るコースで、3時間ぐらい見学してまたバスに乗る」とし「都心から離れたところで待っていると道が混んでて予定時間に合わせるのが難しく、仕方なくここに停めている」と語った。A氏は「運転中に停車できるような場所を見つけたら臨時で停車するほかない」とつけ加えた。
2台の観光バスが出て行ったところに10分も経たないうちに外国人観光客を乗せた別のバスが停まった。近くの露天商のB氏(50)は「気候が暖かくなってくると観光バスが一気に増えるのだが、まるでタクシーが乗車場で停止しているようだ」とし「取り締まり要員が来ては車を追い払うのだが、また駐車するという繰り返し」と伝えた。あるタクシー運転手は「繁忙期の春と秋には明洞入口だけでなく、ロッテ百貨店のヤングプラザ側、慶福宮(キョンボックン)の周り、南山(ナムサン)循環道路などにも観光バスが列を成して交通渋滞になるのが恒例」と話した。
ソウルを訪れる外国人観光客が年間1000万人を超えると同時に、ソウル都心に観光バスが押し寄せている。しかし大型車両を駐車する場所がこれ以上ないほど不足し、 都心のいたるところで観光バスが違法に駐車され、問題が噴出している。そこでソウル市が南山・南大門(ナンデムン)・光化門(クァンファムン)などに観光バスだけが駐車できる区域をつくろうとした。ところがこうした区域に一般乗用車を駐車しても事実上取り締まることが困難なため、追加対策が必要になっている。
ソウル市は観光地周辺でのバス駐車難を解消するため“観光バス駐車区画”を道路に設置することができるよう条例を改定することを明らかにした。市によると現在観光バスが都心から時間帯によって駐車できる場所は441面。景福宮やロッテ百貨店駐車場など観光地内部に駐車スペースのある場合も一部ではあるが、大部分は道路わきに曜日・時間別に駐車を許可する方式だ。道路わき駐車許可区間は乗用車が駐車しても取り締まることができない。市は警察庁と協議し南山公園周辺の小波路(ソパロ)と瑞源路(ソウォンノ)、南大門市場(ナンデムンシジャン)周辺道路、光化門セムアン路2ギルなど6カ所に駐車スペース79面を確保し、後ろに「観光バス専用駐車区域」との表示板を設置することにしている。
ソウル市駐車計画チーム長のシン・マンチョル氏は「3~5月、9~10月の観光客が多くなる時期には光化門一帯に観光バスが2列駐車をしようとして交通に支障をきたす」とし「1日500台ぐらいが都心に入ってくることが調査の結果で分かっているため、観光バスの駐車区域を指定することにした」と話した。しかし観光バス専用駐車区域は、乗用車が利用したからといって過滞料を課す根拠がない」
15年ほど観光バスを運転しているキム・キョンボク氏(65)は「外国人観光客はスケジュールが詰まっているから定刻でバスを出さなければ日程に狂いが生じる」とし「違法駐車をしたくてしているのではなく適当な駐車場所がどうしようもなく不足している」と話した。前出のシン・チーム長は「観光バスの運転者には近隣駐車スペースを積極的に案内し、 観光ガイドが時間差をつけて都心に入ってくるようにする方案も協議する予定」と説明した。
2台の観光バスが出て行ったところに10分も経たないうちに外国人観光客を乗せた別のバスが停まった。近くの露天商のB氏(50)は「気候が暖かくなってくると観光バスが一気に増えるのだが、まるでタクシーが乗車場で停止しているようだ」とし「取り締まり要員が来ては車を追い払うのだが、また駐車するという繰り返し」と伝えた。あるタクシー運転手は「繁忙期の春と秋には明洞入口だけでなく、ロッテ百貨店のヤングプラザ側、慶福宮(キョンボックン)の周り、南山(ナムサン)循環道路などにも観光バスが列を成して交通渋滞になるのが恒例」と話した。
ソウルを訪れる外国人観光客が年間1000万人を超えると同時に、ソウル都心に観光バスが押し寄せている。しかし大型車両を駐車する場所がこれ以上ないほど不足し、 都心のいたるところで観光バスが違法に駐車され、問題が噴出している。そこでソウル市が南山・南大門(ナンデムン)・光化門(クァンファムン)などに観光バスだけが駐車できる区域をつくろうとした。ところがこうした区域に一般乗用車を駐車しても事実上取り締まることが困難なため、追加対策が必要になっている。
ソウル市は観光地周辺でのバス駐車難を解消するため“観光バス駐車区画”を道路に設置することができるよう条例を改定することを明らかにした。市によると現在観光バスが都心から時間帯によって駐車できる場所は441面。景福宮やロッテ百貨店駐車場など観光地内部に駐車スペースのある場合も一部ではあるが、大部分は道路わきに曜日・時間別に駐車を許可する方式だ。道路わき駐車許可区間は乗用車が駐車しても取り締まることができない。市は警察庁と協議し南山公園周辺の小波路(ソパロ)と瑞源路(ソウォンノ)、南大門市場(ナンデムンシジャン)周辺道路、光化門セムアン路2ギルなど6カ所に駐車スペース79面を確保し、後ろに「観光バス専用駐車区域」との表示板を設置することにしている。
ソウル市駐車計画チーム長のシン・マンチョル氏は「3~5月、9~10月の観光客が多くなる時期には光化門一帯に観光バスが2列駐車をしようとして交通に支障をきたす」とし「1日500台ぐらいが都心に入ってくることが調査の結果で分かっているため、観光バスの駐車区域を指定することにした」と話した。しかし観光バス専用駐車区域は、乗用車が利用したからといって過滞料を課す根拠がない」
15年ほど観光バスを運転しているキム・キョンボク氏(65)は「外国人観光客はスケジュールが詰まっているから定刻でバスを出さなければ日程に狂いが生じる」とし「違法駐車をしたくてしているのではなく適当な駐車場所がどうしようもなく不足している」と話した。前出のシン・チーム長は「観光バスの運転者には近隣駐車スペースを積極的に案内し、 観光ガイドが時間差をつけて都心に入ってくるようにする方案も協議する予定」と説明した。
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