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韓中独、欧州進出の新車名称で神経戦

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
韓国・中国・ドイツ自動車製造企業が欧州市場で新車の名称をめぐり神経戦を繰り広げている。 26日の中国メディアと自動車業界によると、年末の訴訟で起亜車「K9」の欧州輸出名の使用を禁止させた中国の観致汽車(QOROS Auto)が、今度はドイツ裁判所から自動車名称使用禁止措置を受けた。

紛争は、観致汽車が欧州進出予定モデルの準中型新車に「GQ3」という名称を付けて始まった。 外国資本・技術導入で短期間に完成された「GQ3」は、これまでの中国車とは違い、完成度が高いという評価を受けた。 観致汽車は3月5日に開幕するジュネーブモーターショーでこの車を公開した後、年内に欧州市場で販売を始める予定だった。 中国車の欧州進出の信号弾を打ち上げたのだ。

しかし独フォルクスワーゲンがこれにストップをかけた。 フォルクスワーゲンは「グループ系列会社アウディのSUV(スポーツタイプ多目的車)『Q3』と名前が似ているため、欧州市場で『GQ3』の名称を使用してはならない」として独ハンブルク裁判所に訴訟を起こし、今月中旬、勝訴判決を受けた。 観致汽車はやむをえず車名を「QOROS3」とする臨時処方で乗り越えた。 観致汽車の関係者は中国経済観察報のインタビューで、「『GQ3』を商標登録するまでいかなる問題もなかったが、フォルクスワーゲンが突然、訴訟を起こしたのが理解しがたい」と話した。


しかし観致汽車も昨年末、起亜車に同じ行為をした。 観致汽車は起亜車が「K9」の欧州輸出名を「Quoris」とすると、「観致汽車と似ている」としてドイツの裁判所に名称使用禁止仮処分申請を提起し、勝訴した。 起亜車はその後、最高級車の本場上陸という野心をまだ実現させていない。 自動車業界の関係者は「起亜車に対する観致汽車の訴訟が欧州進出先発企業に対する牽制とすれば、観致汽車に対するフォルクスワーゲンの訴訟は潜在的ライバルに対する機先制圧の性格がある」とし「欧州自動車市場の未来地図、すなわちアジアの攻勢と欧州の防御の様相を先に見る象徴的な事件という解釈も可能だ」と述べた。



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