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韓国の“国技”テコンドーが五輪除外危機を克服した秘訣は…(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

趙正源(チョ・ジョンウォン)世界テコンドー連盟総裁が19日、京畿道城南市所在の連盟事務所で、テコンドーが五輪核心種目に選ばれるまでの過程を説明している。 趙総裁はテコンドーの攻撃性を高めると語った。

「2012ロンドンオリンピック(五輪)で見せた換骨奪胎の努力は、テコンドーに“第2のルネサンス”を呼び起こすだろう」。

趙正源(チョ・ジョンウォン)世界テコンドー連盟(WTF)総裁(66)は、テコンドーが2020年夏季五輪核心種目(Core Sports)に含まれる過程を陣頭指揮した。 テコンドーは近代5種とともに五輪正式種目から除外される可能性が高いという評価を受けていたが、WTFを中心に積極的に変化の努力を続けた結果、除外の危機を免れた。 テコンドーは00年のシドニー五輪後、6大会連続で正式種目として行われることになった。

19日に会った趙総裁は「テコンドーが五輪正式種目として生き残ったのはうれしいことだが、これに満足してはならない」とし「テコンドーはさらに洗練された、おもしろい種目に進化する」と強調した。


--五輪残留を聞いた時の心情は。

「うれしいという思いも感じられなかった。 その間のいろいろな努力、一緒に苦労した人たちの顔が思い浮かび、さまざまな思いが交錯した。 国際オリンピック委員会(IOC)執行委員会の翌日の13日、執行委員14人全員に感謝の電話をした」

--テコンドーが五輪除外危機を克服した秘訣は。

「その間、テコンドーに対する憂慮と非難に対しては一切、対応しなかった。 その代わり『ロンドン五輪の舞台で変わったテコンドーを見せる』という覚悟で、黙々と変化と改革を進めた。 実際、ロンドン五輪はテコンドーに対する不当な先入観を解消する場になった」

WTFは、「テコンドーは競技方式が単調で、判定基準があいまいだ」という指摘を解消するため、さまざまな努力をした。 趙総裁の主導で2004年10月、改革委員会を設置し、競技進行と採点方式を見直した。 これを通じて昨年のロンドン五輪で電子防具の導入、ビデオ判読、点数細分化など、大きな変化を見せた。

--「五輪核心種目」は永久の正式種目を意味するのか。

「そうではない。 五輪核心種目の指定に関する最終決定は9月のIOC総会で下される。 また今回決定した核心種目は2020年の夏季五輪だけを対象とし、2024年五輪については今後、正式種目の指定がまた行われる。 まだ安心できない段階だ」

(IOC執行委員会を控え、一部の海外メディアは「核心種目に指定されたスポーツは今後の五輪舞台で永久的に正式種目の地位を得る」と報道した。 これに関しIOCは「2020年以降の五輪の正式種目選定方式は決まっていない」という公式立場を明らかにした。)



韓国の“国技”テコンドーが五輪除外危機を克服した秘訣は…(2)

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