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【時論】中国の大胆なリーダーシップを望む=韓国(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
中国外務省声明を見れば気が抜けるという人が多い。北朝鮮の3度目の核実験に対する声明もそうだ。「北東アジアの平和と安定の維持」「冷静な対処」「6カ国協議」などだ。今はもうある程度覚えられる、また無力感が感じられる、こうした中国式表現で声明は満たされている。

北朝鮮の過去の2度の核実験当時に中国が発表した声明と比べ、いくつかの文字を直した程度だ。当然、中国が大国としての責任を果たしていないという指摘が出ていく。中国の戦略的利益ばかり考慮し、北朝鮮の悪行をかばっているということだ。

しかし中国も北朝鮮の核実験を防ぐために努力したのは事実だ。中国外務省が北京駐在の北朝鮮大使を呼んで核実験を引き止め、中国メディアは異例にも北朝鮮への食糧援助を減らすべきだという“脅迫性”の記事まで載せた。


中国の言葉が北朝鮮に通じない理由は何か。北朝鮮が中国の現在のリーダーシップを重く受け止めていないからだ。核実験を強行しても“リーダー”というより“管理者”に近い中国指導部は何もできない、という考えを北朝鮮は抱いている。

中国が北朝鮮の反対にもかかわらず韓国と修交したのは第2世代リーダーのトウ小平が健在な時だった。トウ小平は国際的な傾向と中国が直面した環境を熟考した後、北東アジアの構図を揺さぶる決断を下した。

第3世代リーダーの江沢民時代にも、北朝鮮は中国の勢いに押された。03年初め北朝鮮が寧辺の原子炉再稼働を云々しながら危機感を高めると、中国は北朝鮮に通じる送油管をしばらく閉めた。

06年から今まで3回にわたり北朝鮮の核実験は、中国の第4世代指導者の胡錦濤時代に発生した。和諧を強調する胡錦濤は“リーダー”というより“CEO”に近いと評価されている。

北朝鮮が最初に核実験を敢行した際、胡錦濤はこれを非難する声明を一人で作成しなければならなかったという。悩みの種の北朝鮮問題に対し、誰も銃を担ごうとしなかったからだ。当時、胡錦濤は、北朝鮮が「勝手に(悍然)」核実験をしたという表現を使って反発を買った。胡錦濤は北朝鮮を肩を持つ勢力を抑えるリーダーシップがなかった。



【時論】中国の大胆なリーダーシップを望む=韓国(2)

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