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<五輪>“起死回生”テコンドー界が沈黙を続ける理由は…=韓国

ⓒ ISPLUS/中央日報日本語版

韓国の“国技”テコンドー。

韓国の“国技”テコンドーがオリンピック(五輪)核心種目(Core Sports)に選ばれた。12日にスイス・ローザンヌで開かれた国際オリンピック委員会(IOC)執行委員会の結果、25核心種目の一つに堂々と名を連ねた。

しかしテコンドー界は喜びを表さず、自重する雰囲気だ。テコンドーはIOC執行委員会でフィールドホッケー、近代5種、レスリングなどとともに“除外”候補群に含まれていたが、最終的に生存した。電子防具の導入、採点基準の多様化、ビデオ判読システムの導入など、面白さと公正性を高めるための努力がプラスに作用した結果だった。

IOC執行委員を相手に積極的に説得作業をしたことも功を奏した。当初テコンドーは近代5種とともに五輪種目から外れる可能性が非常に高い種目に分類されていたが、むしろこういう状況がテコンドー界の努力につながった。「まさか外れることはないだろう」と油断していたレスリング界と違い、、IOC執行委員と交流を続け、対話を図ったのが良い結果として表れた。


しかし五輪永久種目に確定した後も、テコンドー界は喜びを表していない。世界テコンドー連盟、大韓テコンドー協会、国技院などテコンドー関連団体も公式声明を出していない。

これには2つの理由がある。まず脱落種目に決まって失望しているレスリング界に対する配慮だ。世界テコンドー連盟のカン・ソクジェ事務次長は「テコンドーが五輪残留に成功したのは、世界8000万人の修練人とともに喜ぶべきこと」と述べながらも、「しかし今回脱落した種目(レスリング)に対して礼儀を守ることも重要だ。それがまさに武道の精神」と説明した。

テコンドーが五輪核心種目脱落の危険性から抜け出したが、まだ最終確定していないという点も意図的に声を低めている理由だ。カン事務次長は「テコンドーの五輪残留を最終的に決める舞台は、9月にアルゼンチンのブエノスアイレスで開かれるIOC総会」とし「執行委員会の決定に浮かれてシャンパンを開けるような愚を犯さない」と強調した。また「テコンドー界は2016年リオ五輪でさらに面白く公正な競技方式を見せるために新たなアップグレードを準備している。近いうちに努力の結果を見せられるだろう」と述べた。



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