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【コラム】非核化を越える新しい対北朝鮮政策を組もう(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
私たちは何をすべきなのか。南北間の核非対称状況が生じても、韓国が十分な抑止力(deterrence)を確保するのは基本だ。戦術核ミサイルの再配備を話す人がいるが、米国にはもう韓国に再配備する戦術核ミサイルのようなものはない。2015年の戦時作戦権移譲後にも韓米防衛協力体制が弱まらないよう、可能なあらゆる措置を取り、特に軍事情報の共有を確実にしておくことも基本だ。北朝鮮全域に及ぶミサイルの配備が重要だ。日本との関係を復元し、昨年署名が実現しなかった軍事情報交流協定を締結し、韓国より進んだ日本の北朝鮮関連軍事情報の提供を受ける必要がある。改めて強調する必要がないほど重要なのが中国の協力だ。韓米協力は韓国の安保の必要条件だが、今は十分条件ではない。中国が北朝鮮を背後から封じない限り、韓国の全方向防御体制には穴がある。朴槿恵政権は中国の協力確保に全力を注がなければならない。

北朝鮮の3度目の核実験は衝撃だ。しかし明日は明日の風が吹く。3カ月、6カ月が過ぎれば、私たちは北朝鮮と対話する米国を目撃するだろう。再開される朝米対話では、北朝鮮の追加核兵器開発の中断と核拡散禁止に焦点が置かれるはずだ。これは北核を容認しない韓国の立場と正面から衝突する。韓国は自国の対北朝鮮政策を組み直す必要がある。その北朝鮮政策はやむを得ず北朝鮮の核保有を前提とするのが現実的だろう。これまで韓国と米国の対北朝鮮政策は非核化にこだわった結果、北朝鮮の核武装も防げず、対話の断絶を招いた。北朝鮮の核保有は既定事実として固まりつつある。このため韓国の新しい対北朝鮮政策は、非核化よりもはるかに大きな枠組みで韓半島と北東アジアの平和を視野に入れた政策でなければならない。韓半島と北東アジア全体の問題という分母を拡大し、北核という分子を最小化する現実的な政策が急がれる。

【コラム】非核化を越える新しい対北朝鮮政策を組もう(1)

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