今年初めの外換銀行のディーラールームの様子(写真は資料)。
P社長の心配は来月行われる納品価格交渉のためだ。中小企業側では通常「CR(コストリダクション)」と呼ぶ。すでにウォン高を理由に価格引き下げ通知を受けた直後だった。P社長は輸出神話を築いた1970年代初期、部品会社を設立し、年間売上高1000億ウォン(約83億円)台の中小企業に育てた人だ。40年間、急激な為替変動だけでなく円安も何度も経験したが、結局は「納品価格引き下げ通知」になるということだ。
【コラム】円安で大騒ぎするのはもうやめよう(2)
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