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【時論】中国の技術追撃が恐ろしい=韓国(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
中国の技術追撃が恐ろしい。貿易協会の資料によると、世界1位から押し出された韓国製品は26品目。そのうち12品目は中国に押し出された。サムスンが最近出品した110インチテレビのパネルも中国BOEが作った。このBOEはどんな会社なのか。旧現代電子のLCDパネル部門であるハイディスを買収した会社だ。中国は後から韓国を追いかけてくる追撃段階を過ぎ、いまや韓国を越える「追い越し」の段階にさしかかった。

中国の携帯電話市場に中国ブランドはほとんどなかった。しかし中国製携帯電話がひとつふたつと増え始め、2003年には市場の半分以上を占めた。もちろん低価格製品中心の追撃だった。いまでは高価格製品分野でも中国製携帯電話が市場を掌握する勢いだ。中国ブランドは3G交替時期をうまく利用し市場の主導者として乗り出した。いまではサムスンが13%でかろうじてシェア1位を守っているだけで、残りは2位のレノボ(12%)を含め3・4・5位がすべて中国ブランドだ。過去1位だったノキアとアップルはその下をはっている。

中国企業は未来成長動力部門でもすでに韓国を追い越し市場を先取りしている。新エネルギー産業である太陽熱分野で世界1位となり、風力分野でも事情は同じだ。2005年に世界の風力発電用タービン生産上位10社に中国企業はひとつもなかったが、2010年には4社が名前を上げた。この分野の上位10社のうち韓国企業は5年前も現在も1社もない。


産業主導権の国家間移転はよくあることだ。携帯電話の場合、米モトローラが発明してからフィンランドのノキアを経ていまでは韓国のサムスンに渡ってきた。造船は欧州が強国だったが日本を経て韓国にやってきて、いまでは中国に行く態勢だ。半導体は米インテルが産業を起こした後日本が主導し韓国にきた。このような主導権移転はすべての産業で起きており、筆者はこれを「追撃サイクル」と呼びその決定要因を分析してきた。その原因としては▽技術経済パラダイムの変化期を利用した後発者の新技術先取り▽景気変動と市場需要の急変▽政府の産業政策と規制などが挙げられる。



【時論】中国の技術追撃が恐ろしい=韓国(2)

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