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<WBC>韓国エースの尹錫ミン「負担はない」

ⓒ ISPLUS/中央日報日本語版

韓国野球代表チームで尹錫ミン(ユン・ソクミン、真ん中)の比重がさらに高まっている。尹錫ミンが08年北京五輪で台湾に勝った後、鄭根宇(チョン・グンウ、背番号8)とハイファイブをしている。[中央フォト]

「国際大会で何度も投げている。もう負担を感じる時ではない」。3月2日に始まる第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)を控え、起亜(キア)の尹錫ミン(ユン・ソクミン、27)は自信に満ちていた。

05年にヤタブ高を卒業してプロに入門した後、さまざまな経験をしてきたからだ。これまで尹錫ミンは国際大会の“切り札”だったが、今大会では堂々たるエースとなった。

今回の韓国代表は李承ヨプ(イ・スンヨプ、37、サムスン)、李大浩(イ・デホ、31、オリックス)、金泰均(キム・テギュン、31、ハンファ)がそろい、歴代最強打線を誇る。


一方、マウンド、特に先発陣は第1、2回大会に比べて戦力が大きく低下した。柳賢振(リュ・ヒョンジン、26、LAドジャース)、金広鉉(キム・グァンヒョン、25、SK)、奉重根(ボン・ジュングン、33、LG)が順に抜けた。尹錫ミンに注目が集まる理由だ。

状況をよく把握している尹錫ミンは落ち着いて体作りをしている。尹錫ミンは米アリゾナの起亜キャンプで3回、ブルペン投球をした。尹錫ミンは「WBC大会に合わせてできるだけ早く体を作ろうとしたが、思ったほど調子が上がっていない。しかしけがの危険もあるので無理はしない。現在のペースは09年の第2回大会当時と変わらない」と話した。

大きな大会を控えているが、意外にも淡々としている。若い年齢で積んだ豊富な経験が尹錫ミンの大きな財産だ。尹錫ミンは06年ドーハアジア競技大会で初めて成人代表チームに選ばれた。08年北京オリンピック(五輪)までは大きな期待を受けず、“ジョーカー”の役割をした。09年WBCでは堂々と準決勝戦(ベネズエラ)に登板し、勝利した。2010年広州アジア競技大会では決勝戦で勝利投手になった。

尹錫ミンは国際大会で13試合に登板し、5勝1セーブ、防御率1.05だ。“大韓民国のエース”柳賢振の国際大会成績(14試合、5勝1敗、防御率2.96)を上回る。尹錫ミンの150キロを超えるストレート、140キロ台の高速スライダーは、誰も打つことができなかった。

尹錫ミンは「WBC公式球について多くの質問を受けた。しかし第2回大会で使ったので全く問題はない。(ボールの表面は滑りやすいが)サークルチェンジアップ、ツーシームファストボールを投げるにはむしろよい」と余裕を見せた。

韓国がWBC決勝に進出する場合、真っ先に頭に浮かぶ先発投手が尹錫ミンだ。尹錫ミンは広州アジア競技大会で初めて国際大会の決勝戦に登板した。柳賢振の後に登板し、救援勝利をつかんだ。尹錫ミンは「WBCでは決勝まで進むのが容易でないだろう。決勝に進出すれば好投したいと思うのは当然」と語った。

柳賢振は先日、メジャー進出のため代表チームに合流できないことに遺憾を表しながら、「尹錫ミン先輩がやってくれるはず」と語った。柳賢振からエースの役割を引き継いだ尹錫ミンは淡々と決戦の準備をしている。



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