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<サッカー>信頼できる日本選手? 広がる韓日欧州組の差(2)

ⓒ ISPLUS/中央日報日本語版

香川真司(マンチェスター・ユナイテッド)。

▽欧州進出環境が異なる

日本は00年以降、独ブンデスリーガを前進基地とし、優秀選手を積極的に欧州に送り出している。選手が自ら年俸を引き下げ、所属チームとの契約満了を待って移籍料なく欧州へ向かうケースも少なくない。香川真司が2010年にセレッソ大阪からドルトムントに移った当時、移籍金は4000万円にすぎなかった。

日本選手のマーケティング効果も目立った。欧州舞台で主力になった選手の場合、日本企業のスポンサーシップとテレビ中継権が付いた。こういう過程が繰り返され、欧州で「日本選手は競技力、マーケティングともに活用価値が高い」という認識が定着した。


在日同胞3世のサッカーコラムニスト、シン・ムグァン氏は「かつて三浦知良など日本サッカーの欧州組は、Jリーグで実力が認められた後、20歳後半の年齢で欧州に挑戦していた。しかし最近はJリーグ1-2年目や在学中のユース代表有望株も欧州に簡単に進出する。日本選手に対する欧州クラブの認識が良くなったため」と説明した。

一方、韓国選手の場合、所属するKリーグ球団が最大限の移籍金を受けようとする傾向が強いうえ、チケットパワー、スポンサーシップ誘致などマーケティング的な価値も相対的に低い。兵役問題も障害だ。

サッカー専門家は日本選手の実力がすでに韓国選手を超えたという冷静な評価をしている。シン・ムンソンJTBC解説委員は「日本サッカーは最近行った欧州遠征試合でフランスを破るなど、代表チームレベルで目を引く成果を出している」と述べた。また「日本サッカーは『技術が高く、パスが巧み』というイメージをきちんと積み上げている。この過程で選手に対する信頼も自然に高まった」と説明した。シン解説委員は「今も体力とスピードを最も重要視する韓国サッカーとは違い、幼い頃から欧州式のパスサッカーに慣れているのも、日本選手が欧州舞台に適応できる理由になっている」と話した。

イ・ヨンスKBS(韓国放送公社)解説委員は「最近、A代表チーム以外の年齢帯で日本と試合をすれば、韓国が3得点差以上で負ける。トップレベルの選手を除いたすべての年齢帯で韓国サッカーが日本に劣っているのが現実」とし「欧州組メンバーの数に違いが生じ始めたのは危険な信号だ。日本が海外舞台を経験した選手をより多く輩出すれば、その差はさらに広がるかもしれない」と懸念を表した。



<サッカー>信頼できる日本選手? 広がる韓日欧州組の差(1)

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