韓国製の軽攻撃機FA-50。
FA-50を生産する韓国航空宇宙産業(KAI)関係者は、「これまでフィリピン側と関連交渉を続けてきたが、フィリピン政府が購入計画を公式に明らかにしたのは初めて。今後価格交渉などを進め年内に契約を成功させるのが目標だ」と話した。
韓国は昨年5月に国産超音速高等訓練機T-50をインドネシアに輸出する契約を交わしたのに続き、2番目に国産軍用機販売の機会を得ることになった。FA-50はT-50を改良した軽攻撃機だ。同じ改良機種であるTA-50は機関銃だけ装備し基礎的な攻撃機能だけを備えた軽攻撃機で、FA-50はミサイルやレーダーまで搭載した本格戦闘機だ。
ラシエルダ報道官は、最近の南中国海スカボロー礁(中国名・黄巌島)の領有権をめぐり中国と高まった緊張を意識したように、「購入計画は特定国を狙ったものではない」と強調した。だが、フィリピンは中国の領有権主張強化に対抗し最近軍事力増強に拍車をかけている。
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