金正恩の核・戦争準備関連指示が出た今回の会議は、官営朝鮮中央通信で開催の事実が報道され、その内容に関心が集まった。 国家安全保障会議（ＮＳＣ）と似た会議を金正恩が主管し、写真まで公開したという点でだ。

会議には核・ミサイル開発を総括した朴道春（パク・ドチュン）党軍需工業秘書、対米外交の責任を負う金桂寛（キム・ケグァン）外務次官、金元弘（キム・ウォンホン）国家安全保衛部長ら対北朝鮮制裁局面を率いる７人が姿を現した。 キム・ヨンヒョン東国大学北朝鮮学科教授は「金正恩が直接会議で“重大措置”に言及したと北朝鮮メディアが明らかにしただけに、いかなる方法であれ、実際に行動するしかないだろう」とし「自らを追い込むような決定をした」と述べた。

政府当局は、北朝鮮がすでに金正恩の指示に基づき、核実験の準備と韓国の戒厳に該当する非常事態に突入したと把握している。 しかし２９日現在、前方部隊などの特異動向はまだ確認されていないという。 当局は、金正日の遺訓に基づく行事だと強調してきた労働党４次党細胞秘書大会が２８日に始まったことと関係があるとみている。 ０７年１０月以来５年ぶりに行事の雰囲気を損なわないため、戦時体制突入をまだ住民には公開していないということだ。

２０年前の父・金正日のように…金正恩が戦争準備命令（１）