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【社説】金容俊首相候補の脱落から学ばねば=韓国(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
首相に指名された金容俊(キム・ヨンジュン)氏が結局指名から5日で辞退した。金氏はきのう夕方、尹昶重(ユン・チャンジュン)大統領職引き継ぎ委員会報道官を通じ、「不徳な行いで国民のみなさまに心配をかけ、朴次期大統領にも累を及ぼし指名を辞退することを決心した」と話した。

金氏の脱落は首相候補者としては4人目だ。金大中(キム・デジュン)政権当時に張裳(チャン・サン)氏、張大煥(チャン・デファン)氏、李明博(イ・ミョンバク)政権に金台鎬(キム・テホ)氏が指名後に辞退した。だが、辞退の重さは彼らとは天と地の差がある。任期中・任期後半に指名された彼らと違い、金氏は朴槿恵(パク・クンヘ)次期大統領の共同選対委員長で、大統領職引き継ぎ委員長であり、初代首相候補者だった。3カ月余りにわたり朴次期大統領が指名できる最も高い位はすべて金氏のものだった。金氏は朴槿恵政権の象徴のような存在だった。

検証局面が始まる前まで誰も脱落を予想できなかった。金氏は障害に打ち勝った清廉なイメージの憲法裁判所長出身と見られた。「最善の法律家は正しく生き、しっかりと働き、貧しく死ぬという言葉がある」という自らの言葉のように生きてきたようだ。


だが、2人の息子の兵役免除と関連した疑惑がふくらんだ。1997年と2002年の大統領選挙で敗北した李会昌(イ・フェチャン)氏の2人の息子の兵役をめぐる議論と似ていた。候補者本人が土地を見て回ったという陳述も出てきた。2人の息子が幼かったころにソウル・瑞草洞(ソチョドン)の不動産を取得する過程などでは釈然としない点も出てきた。セヌリ党からも「人事聴聞会は簡単ではない」という悲観論が出てきた。道徳性問題が結局金氏の足を引っ張ったことになる。金氏を重用した朴次期大統領の体面と威信も話にならなくなった。



【社説】金容俊首相候補の脱落から学ばねば=韓国(2)

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