海神神社の「銅造如来立像」(左)と観音寺の「金銅観世音菩薩坐像」。
仏像2点のが所蔵されていた場所。
それから約2カ月後の12月17日、韓国警察にインターポールを通じた日本政府の捜査依頼が入った。長崎県対馬市の神社に保管されていた仏像2点が盗まれたという内容とともに、盗難品の写真も添付されていた。日本政府は公文書で特定国を指定していなかったが、韓国警察は地理的条件上、国内に持ち込まれた可能性があるとみて捜査に入った。釜山税関に鑑定依頼記録と仏像の写真、通関記録が残っていたため、Sの犯行ということがすぐに確認された。警察は骨董品商などを通じて、盗んだ仏像を巨額で売却しようとしていた窃盗団を今月22日に逮捕した。
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