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「朴槿恵氏の大統領就任前後に北朝鮮が核実験の可能性・・・日本は軍事力増強も」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

北朝鮮ロケット(写真は資料)。

米ジョージタウン大学のビクター・チャ教授は23日、国連安保理の新たな対北朝鮮制裁決議により北朝鮮が核実験を敢行する公算が大きくなったと診断した。こうした場合、これまであいまいだった中国も態度を変え北朝鮮圧迫に積極的に参加するだろうとチャ教授は予想した。

米国の代表的な北朝鮮専門家であるチャ教授はこのほどシンポジウムに参加するため韓国を訪れた。

――北朝鮮の核実験の可能性は。


「北朝鮮外務省は国連安保理決議が通過した直後に核実験敢行を示唆する、あらかじめ準備していたような強硬な声明を出した。過去のケースと周辺状況などから核実験の可能性はとても高い。時期は朴槿恵(パク・クンヘ)次期大統領の就任前後になりそうだ。もし就任式後に核実験が行われれば朴槿恵政権としては柔軟な対北朝鮮政策を行いにくくなり相当に厳しくなるだろう。就任以前ならば現在の李明博(イ・ミョンバク)政権が扱えば良い」

――米国はどのように対応するだろうか。

「国連に行きさらに強硬な決議案と制裁案を模索するほかない。北朝鮮が核実験をすればまた別の国連決議違反であるため追加制裁を求めなければならない。これは義務事案だ。合わせてオバマ政権は韓国政権がどのように対応するのかを見守りこれに従うだろう」

――国連の対北朝鮮制裁方法もいまや底をついたのではないか。

「その通りだ。しかし実効が少ないからと安保理決議に違反した北朝鮮をそのままにしておくことはできない」

――中国も制裁に参加するだろうか。

「今回は積極的に参加するものとみている。前回のミサイル発射時は人工衛星を打ち上げるための平和的実験だと正当化できたが核実験は違う。核実験はそれ自体で弁明が不可能な事案ではないか。また、中国は日本の安倍政権を意識せざるをえない。過去の鳩山・野田政権の時とは違い安倍政権は北朝鮮の核実験を理由に軍事力増強に出る公算が大きい。これは中国が絶対望む状況でない」

――オバマ政権2期目の外交安保チームが先に対北朝鮮交渉を主導する可能性は。

「決してそんなことはないだろう。オバマ政権の最優先の対北朝鮮戦略は韓国政府と歩調を合わせることだ。したがって朴槿恵政権がどのような政策を展開するかを見守った後で立場を定めるだろう。国務長官に指名されたケリー氏はアジアを優先視する対北朝鮮対話派には間違いない。しかしクリントン現長官もケリー氏以上にアジアを重視した。オバマ政権が北朝鮮との対話を望むといっても2つの核心条件がつく。まず北朝鮮に真実性があるかで、2番目が韓国政府がこれを望むかだ。これまで北朝鮮との対話がなかったのは李明博政権がこれを望まなかったためだ」。



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