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女優ソン・ヘギョ、視覚障がい者役にハイヒールで登場

ⓒ ISPLUS/中央日報日本語版

俳優のソン・ヘギョ。

視覚障がい者はハイヒールが履けないという偏見はもう捨てよう。

女優のソン・ヘギョは来月13日に初放送されるSBS(ソウル放送)の水木ドラマ『その冬、風が吹く』で視覚障がいのある大企業の跡取り娘オヨン役でお茶の間に登場する。劇中、大企業の唯一の跡取りとして知的で美しく、全てのものを手中に収めているように見える。しかし実際はいつも寂しく冷たく、そして試練が多い。

名前だけの跡取りとして生きないために、いつも徹底して自己管理するオヨンは、視覚障がい者だがどんな生活でも両目が見える人のようにやってのける。視野の真ん中だけかすかに点のように見え、周辺部の視覚を失ったトンネル視覚障がい者だが、これさえも奪われるのではないかと、この事実を周りの人々には隠している。オヨンは人を信じることができず、いつか自分が最も弱くなる時にはこの世を未練なく去ろうと決めて心を閉ざして生きていく人物だ。


ソン・ヘギョはこのキャラクターを表現するために、脚本家のノ・ヒギョン氏と多くの話し合いを重ねた。大企業の跡取り娘だが視覚障がいがあるという簡単にはマッチしにくいキャラクターであるため、どの方向でキャラクター作りをしていくかが大きな悩みだったためだ。

ソン・ヘギョは、「視覚障がい者という先入観にとらわれず枠を飛び出してほしい」というノ・ヒギョン氏の言葉に、実際に視覚障がい者が生活している福祉施設を訪ねてオヨンというキャラクターに魂を吹き込んだ。

ある福祉士も「視覚障がい者も皆、おしゃれをしたりきれいに見せようとする心は全く同じ。ミニスカートをはいたりハイヒールを履いたりするのは違和感のあることではない。時と場所に合わせて服を着たり化粧したりするが、彼らにとってもそれは当たり前のこと」とし「ドラマを通じて先入観と偏見が少しでも消えてくれたら」と話した。

初放送は来月13日午後9時55分。



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