ナム・ミンウ・ベンチャー企業協会長/ダサンネットワークス代表。
しかし私たちは、韓国人一人ひとりの優れた能力や危機克服DNAも、良くないリーダーに会えば十分に発揮されないことを、歴史を通して確認してきた。私たちはどういう時期に危機を迎え、国を失うことになったのか。一言でいうと、良くない指導者が登場し、国民が四分五裂し、やむを得ずお互い争った時だった。既得権勢力と庶民の分裂がピークに達し、庶民が外敵の侵入による支配勢力の没落をむしろ好ましく思うほど、既得権勢力に対する怒りと苦痛を表した時、私たちは国を失う不幸を経験した。四色党派と派閥勢力政治が深刻だった朝鮮時代末がそうだった。こうした点で、二極化がピークに達した今、大韓民国の危機でないかと考える。統合のリーダーシップが求められる理由だ。
すでに10年ほど過ぎたが、2002年韓日ワールドカップ(W杯)の感動をまだ記憶している人は多い。私たちは大韓民国の国民として自負心を感じたし、団結すれば何でもできるという自信を抱いた。特に多くの人がヒディンク監督のリーダーシップに注目した。監督の優れた戦略・戦術のほか、選手との円滑な疎通、長期的計画に基づく所信あるチーム運営、内部競争を通じた緊張感の維持など成功要因に対する多くの分析があった。特に、縁故と人脈に左右されない徹底した能力中心の選手選抜、こうした所信に基づいたチーム運営は、成功の重要なカギだったと評価される。また監督やコーチおよび先輩・後輩間の上下秩序より、公正な競争と平等な文化の形成に努めたことが、選手が実力を発揮する土台になったという点は、特に注目される部分だ。
【経済view &】韓国人の危機克服DNA(2)
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