１９万９０００ウォン（約１万６８４８円）。

先週末オンライン価格情報コミュニティに登場した「ｉＰｈｏｎｅ５」の価格だ。補助金４８万５０００ウォンに月額料金６万２０００ウォン以上の料金制度を利用した際に受けられるプロモーション割引１３万ウォンを追加すると、出庫価格８１万４０００ウォンのｉＰｈｏｎｅ５を１９万９０００ウォンで買うことができた。オンライン申告報奨金制度と移動通信３社が営業停止で顔色をうかがっていることからセールは半日で終わった。これまで移動通信３社はｉＰｈｏｎｅ５に対し１３万ウォンの補助金だけ支払うと明らかにしていた。

アップルの屈辱だ。アップルは世界で単一モデルと単一価格政策を固守した。移動通信会社別の端末価格差はほとんどなかった。高い価格でも新製品が出れば行列を作って買うほどのため通信会社の顔色をうかがう必要がなかった。


価格政策の亀裂は海外ではすでに昨年始まっていた。米国の流通大手のウォルマートは昨年のクリスマス連休を控え、ｉＰｈｏｎｅ５を１２７ドルで販売した。発売から３カ月でだ。また米ベストバイも今月５日までそれまでの販売価格から５０ドル割り引きした１５０ドルでｉＰｈｏｎｅ５を売った。２年契約で月１０万ウォン前後の料金を払わなくてはならない条件は以前と同じだが、ｉＰｈｏｎｅ３からｉＰｈｏｎｅ４Ｓ時代には見られなかった割引販売だ。韓国市場では米国よりは３カ月ほど遅れてｉＰｈｏｎｅ５が発売された。人気は予想外に低調だった。昨年１２月７日の発売から１カ月で１００万台が売れると予想されたが、最近までで５０万台にも満たないことがわかった。ある移動通信業界関係者は、「通信会社がｉＰｈｏｎｅ５を大量に仕入れたはずだが、１カ月もたたずに販売の勢いが折れた。最近では１日に３０００～４０００台しか売れないため、他の新型携帯電話が出る前に在庫処分に出たもの」と話した。



ｉＰｈｏｎｅ５の屈辱、韓国発売１カ月で１９万ウォンまで値下がり（２）