ウォン高ドル安が進み、１年５カ月ぶりに１ドル＝１０５０ウォン台となった。

１１日のソウル外国為替市場で韓国ウォンは対米ドルで前日比５．７ウォン値上がりした１ドル＝１０５４．７ウォンで取引を終えた。１ドル＝１０６０ウォン台を割ったのは２０１１年８月初め以来１年５カ月ぶり。

チョン・ギョンパル外国為替先物市場分析チーム長は「欧州と中国で楽観的な景気見通しが出たことで、（安全資産の）ドルの値下がり傾向が続いた」と述べた。


一方、日本円は大きく値下がりした。日本政府の緊急経済対策が決まったことで、この日午後、外国為替市場で日本円は対ドルで前日比約１％値下がりした１ドル＝８９円で取引された。

これを受け、ウォン・円レートは１００円＝１２００ウォンを割り、１１８２ウォンまでウォン高円安が進んだ。これは３２カ月ぶりのウォン高円安水準。