沖縄県渡嘉敷島の渡嘉志久ビーチ。 さわやかな海風と温かい日差しが真冬であることを忘れさせる。
19世紀まで沖縄に存在した琉球王国の伝統踊り。 籠と櫓を使って沖縄漁民の生活像を見せている。
透きとおった水と美しい熱帯魚が調和する渡嘉志久ビーチはシュノーケルリングの名所。
◇透明な海で熱帯魚と戯れる
「めんそーれ!」。昨年12月24日。 沖縄本島に到着すると、小麦色の顔で大きな目をした沖縄の人が歓迎のあいさつをする。 日本語では「ようこそ」では? ガイドはこう説明した。「沖縄は19世紀まで琉球王国という独立国でした。 人の顔立ちも、文化も、方言も日本本土とはかなり違います」。
翌日朝、シュノーケルリングのため渡嘉敷島に向かった。 気温20度、水温23度。 海風がさわやかな晴れた日だった。 沖縄本島の泊港からフェリーで1時間20分、渡嘉敷島が姿を現した。 毎年12月から4月まで渡嘉敷島沖にはザトウクジラが繁殖のために訪れるという。
渡嘉敷島のシュノーケルリング名所は「阿波連ビーチ」と「渡嘉志久ビーチ」。 軟らかい砂浜と芝の公園が交わる渡嘉志久ビーチを選択した。 日本でクリスマスは公休日でないためか、昼の海浜は静かだった。 海浜から250メートルほど離れたところに船を停め、海に入った。 コーラルブルーの海は4-6メートルの深さまで透けて見える。 サンゴ礁の間で美しい熱帯魚が輝いている。
沖縄にはシュノーケルリングだけでなく、沈没した船舶・遺跡や海底洞窟を探険する体験ダイビング、水上スキ―、カヤックなど、さまざまな海洋レジャースポーツがある。 本島近海には8メートル前後のジンベイザメと泳ぐダイビングポイントもある。 沖縄で会った海の生物は本島北部の「海洋博公園」の美ら海水族館で復習できる。 海洋博公園では一日3、4回、無料イルカショーも行われる。
近くて暖かく静か…酷寒の今こそ“沖縄バカンス”(2)
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