全世界が「韓国の事例」に注視している。
「韓国の事例」はいくつかの要因に起因するが、このうち2つの要素が最も大きいようだ。 1987年の民主化と97年の通貨危機だ。 前者は韓国人が日常的にはもうほとんど考えていない要素だ。 後者は皮肉にも平均的な韓国人はほとんど忘れてしまいたがっていることだ。 97年の通貨危機は韓国人の経済と家計に大きな衝撃を与え、これまで成長を牽引してきた経済体制の欠陥をあらわにした。 韓国人は当時、国際通貨基金(IMF)が提示した苦痛が伴う改革案を受け入れた。 しかしそのおかげで経済体質を改善し、米国などが5年前に巻き込まれたグローバル財政没落危機を避けることができた。
【コラム】「韓国の事例」に全世界が注視する(2)
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