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今年の韓国の貿易黒字 250億ドル予想

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
今年は世界景気が回復し、韓国の輸出も活気を取り戻す見込みだ。

知識経済部は1日、今年の輸出を前年比4.1%増の5705億ドル、輸入を5%増の5455億ドルと予想した。昨年の輸出が前年比1.3%減、輸入が0.9%減だったことを考えると、緩やかな回復だ。これを受け、今年の貿易収支は250億ドルの黒字が予想される。

知識経済部の関係者は「米国・欧州への輸出は財政危機などのため大幅増加傾向は期待しにくいが、新興国の成長の勢いで輸出は全般的に好調になるだろう」と期待を表した。


しかし貿易収支の黒字幅は次第に減る見込みだ。今年の予想黒字額は2011年(308億ドル)、2012年(286億ドル)に及ばない。ウォン高のため輸入物価が下落し、国内消費心理が回復し、輸出より輸入がさらに増えるためと分析される。ただ、輸入比率が高い石油は中東・北アフリカ産油国の供給拡大などで価格が安定すると予想されている。

一方、昨年の輸出は5482億ドル、輸入は5195億ドルで、貿易規模が2年連続で1兆ドルを超えた。イタリアを抜いて初めて世界貿易規模8位に入ることが確実視される。02年の13位から10年間で順位が5つ上がったのだ。

昨年、先進国の財政危機、保護貿易主義の拡散などの困難の中でも、中東・ASEAN(東南アジア諸国連合)など新興市場を開拓したことで、貿易収支は昨年2月以降11カ月連続で黒字が続いている。

品目別に見ると、石油製品が昨年562億ドルで輸出1位品目となった。中国・東南アジアを中心に海外販路を開拓し、高品質石油製品を安く生産したのが理由だ。半導体・液晶デバイス・無線通信機器・家電など情報技術(IT)産業は前年に比べて輸出が減ったが、世界景気低迷の中で善戦したと評価されている。



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