李明博(イ・ミョンバク)大統領と朴槿恵(パク・クネ)次期大統領が28日、青瓦台(チョンワデ、大統領府)で会い、政権引き継ぎ問題などについて意見を交換した。同席者なく、約40分間の単独会談だった。与党所属の大統領と次期大統領の会談は25年ぶり。
朴次期大統領はこの日午後3時ごろ、黒のベンツS600に乗り、青瓦台1階の玄関に到着した。河今烈(ハ・グムヨル)大統領室長らと挨拶を交わすと、あらかじめ待っていた李大統領が大きな声で「ようこそ。寒いので早く入ってください」と話した。朴次期大統領も明るい笑顔で「こんにちは」と挨拶した。2人は握手を交わし、2階の歓談場に向かった。
李大統領=改めて、おめでとうございます。
朴次期大統領=ありがとうございます。
李大統領=体の具合はどうですか。選挙が終わってから活動しているのを見ると、よさそうですが。
朴次期大統領=貧困地域を訪問しました。
李大統領=私が最後まで安全・災害問題など…(最善を尽くします)。
朴次期大統領=昨日、引き継ぎ委員長を発表し、引き継ぎ委員も近いうちに終えるつもりです。できるだけ静かにするのが、国民の生活に実質的に役立つと思います。
会談後、趙允旋(チョ・ユンソン)報道官の公式記者会見は短い内容だった。「最も急がれる民生問題を解決するためには、民生予算の通過が必要となる。経済が厳しい状況で民生予算が通過してこそ、国民との約束を守ることができる」という朴次期大統領の発言内容を紹介したのがすべてだった。
趙報道官は記者に会った場所で説明を追加した。朴次期大統領が民生予算処理を要請し、李大統領は「民生予算通過のために積極的に協力する」と答えたということだ。
また、朴次期大統領は「選挙期間に多くの有権者に会ってみたが、みんな同じように『経済が厳しい。生活が厳しい』と口をそろえていた。今後、業務引き継ぎ委員会の活動はもちろん、新政権で民生問題の解決にすべての力を注ぐ」という覚悟も明らかにしたという。これに対し李大統領は「要請した予算事項がすべて反映されるように努力する」として企画財政部に指針を出すと約束し、会談後は「よい対話をした」と話したと、青瓦台関係者が伝えた。
しかし野党は「理解できない会談」という反応を見せた。大統領と次期大統領が40分間の単独会談した後、「民生予算」通過問題だけを議論したというのは納得できないということだ。民主統合党の李彦周(イ・オンジュ)院内報道官は論評で、「至急な労働問題などの言及がなく残念だ」と指摘した。
匿名を求めた民主党関係者は「予算案はすでに国会で与野党が暫定合意したはずだ」とし「予算編成時期でもないのに、大統領に民生予算通過のために何の協力をお願いするのか」と述べた。また「スタイル上、李大統領が一人で多くの話をし、朴次期大統領は言うべきことをすべて話せなかった可能性がある」と主張した。
朴次期大統領はこの日午後3時ごろ、黒のベンツS600に乗り、青瓦台1階の玄関に到着した。河今烈(ハ・グムヨル)大統領室長らと挨拶を交わすと、あらかじめ待っていた李大統領が大きな声で「ようこそ。寒いので早く入ってください」と話した。朴次期大統領も明るい笑顔で「こんにちは」と挨拶した。2人は握手を交わし、2階の歓談場に向かった。
李大統領=改めて、おめでとうございます。
朴次期大統領=ありがとうございます。
李大統領=体の具合はどうですか。選挙が終わってから活動しているのを見ると、よさそうですが。
朴次期大統領=貧困地域を訪問しました。
李大統領=私が最後まで安全・災害問題など…(最善を尽くします)。
朴次期大統領=昨日、引き継ぎ委員長を発表し、引き継ぎ委員も近いうちに終えるつもりです。できるだけ静かにするのが、国民の生活に実質的に役立つと思います。
会談後、趙允旋(チョ・ユンソン)報道官の公式記者会見は短い内容だった。「最も急がれる民生問題を解決するためには、民生予算の通過が必要となる。経済が厳しい状況で民生予算が通過してこそ、国民との約束を守ることができる」という朴次期大統領の発言内容を紹介したのがすべてだった。
趙報道官は記者に会った場所で説明を追加した。朴次期大統領が民生予算処理を要請し、李大統領は「民生予算通過のために積極的に協力する」と答えたということだ。
また、朴次期大統領は「選挙期間に多くの有権者に会ってみたが、みんな同じように『経済が厳しい。生活が厳しい』と口をそろえていた。今後、業務引き継ぎ委員会の活動はもちろん、新政権で民生問題の解決にすべての力を注ぐ」という覚悟も明らかにしたという。これに対し李大統領は「要請した予算事項がすべて反映されるように努力する」として企画財政部に指針を出すと約束し、会談後は「よい対話をした」と話したと、青瓦台関係者が伝えた。
しかし野党は「理解できない会談」という反応を見せた。大統領と次期大統領が40分間の単独会談した後、「民生予算」通過問題だけを議論したというのは納得できないということだ。民主統合党の李彦周(イ・オンジュ)院内報道官は論評で、「至急な労働問題などの言及がなく残念だ」と指摘した。
匿名を求めた民主党関係者は「予算案はすでに国会で与野党が暫定合意したはずだ」とし「予算編成時期でもないのに、大統領に民生予算通過のために何の協力をお願いするのか」と述べた。また「スタイル上、李大統領が一人で多くの話をし、朴次期大統領は言うべきことをすべて話せなかった可能性がある」と主張した。
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