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<金正恩体制1年>信じるのは血筋だけ…金敬姫・張成沢権力が前面に(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
この1年間、浮かんで沈んだ平壌(ピョンヤン)の星たちを見ると、「信じるのは血筋だけ」という金正恩(キム・ジョンウン)第1書記の考えが如実に表れている。 平壌のロイヤルファミリーが地位を固め、最高権力者の信用を失って憎まれた党と軍部の人物は容赦なく粛清された。 金正恩の妹・金汝貞(キム・ヨジョン)は分別のない行動で話題になった。 兄の公式行事場所に登場して駆け回り、歯を見せて笑う姿が官営テレビに映し出されたが、誰も統制できない雰囲気だ。 昨年12月の金正日(キム・ジョンイル)総書記の葬式で涙を見せた姿から、明朗少女に変身した。

叔母の金敬姫(キム・ギョンヒ)労働党秘書とその夫の張成沢(チャン・ソンテク)国防委副委員長は後見グループの双頭馬車だ。 この夫婦は金正恩の騎馬中隊訪問当時、他の幹部とは違い、金属装飾の手綱をつけた馬に乗って登場し、特別な存在であることを誇示した。 金敬姫は父と兄が興した金氏王朝の隠れた女王の姿だ。 9月にシンガポールで病気の治療を受けるほど健康はよくないが、金正恩に対する影響力は最も大きい人物とみられる。

張成沢は我が物顔で権力の前面に登場し、金正恩に随行している。 金正日の影で“万年2人者”身分として浮沈を繰り返した時とは明らかに違う姿だ。 先月は党・政・軍の核心幹部が網羅された国家体育指導委員会の委員長になった。 金敬姫より低かった権力序列も最近は先に呼称されるなど立場を高めている。


軍部の強硬派で韓国海軍哨戒艦「天安」爆沈と延坪島砲撃挑発の主役と見なされている金格植(キム・ギョクシク)は先月、国防長官格の人民武力部長に復帰した。 総参謀長時代の09年初め、突然、一線軍団長に放出されたため降等説が出たが、紆余曲折の末、再起に成功した。 金正日は「わが格植が」と呼び、幹部たちの前で「私と同志は親しい関係」と言いながら後押ししたと知られている。 12日のロケット発射の責任者である労働党軍需工業担当秘書の朴道春(パク・ドチュン)と機械工業部長の朱奎昌(チュ・ギュチャン)も浮上した。 4月に続いてまた失敗していれば、どういう運命になっていたかは分からない。



<金正恩体制1年>信じるのは血筋だけ…金敬傕・張成沢権力が前面に(2)

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