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<WBC>日本打席の半分は左打者、韓国には左腕の刺客が必要

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

チャン・ウォンサム(左)とパク・ヒス。

具台晟(ク・デソン)と奉重根(ポン・ジュングン)のニックネームは「日本キラー」だ。両選手は2006年と2009年に開かれた第1回・第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で日本撃破の先頭に立った。両選手の共通点は左投手という点だ。来年3月に開かれる第3回WBCに出場する代表チームが左投手不足で悩むのもこのような理由からだ。

WBCで韓国の最大のライバルは2大会連続で優勝した日本だ。韓国は1ラウンドでは日本と違う組になったが、2ラウンドでは正面対決を避けられない。第2回大会のように両チームが組1位・2位でベスト4に上り並んで決勝まで進むなら最大3回まで正面対決する可能性もある。日本は伝統的に左打者が強い。日本を代表する強打者であるイチローと松井秀喜も左打者だ。イチローら大リーガーが抜けた今回の代表チームも左打者が多い。去5日に発表されたWBC予備名簿には日本プロ野球で最高の5億7000万円の年俸を受ける主将阿部慎之助をはじめと打者18人のうち9人が左打席に立つ。

韓国代表チームの日本戦への準備に赤信号が灯った。第1回大会で日本を相手に1勝1ホールドを記録した具台晟は代表チームから引退して久しい。第2回大会の日本戦で2勝を上げ「奉義士」というニックネームを得た奉重根もいない。奉重根は肩の痛みで4カ月間のリハビリ治療を受けなければならずエントリーからはずれた。問題は彼らの代わりをする特級左腕もWBCに出られないということだ。“大韓民国のエース”柳賢振(リュ・ヒョンジン)はLAドジャース入団により出場を固辞した。2008年の北京五輪で日本を相手に好投を見せた金広鉉(キム・グァンヒョン)も肩の状態が良くなく不参加が確定した。


ひとまず予備名簿に名前をあげた左投手は4人だ。そのうち日本キラーの系統を受け継ぐのはチャン・ウォンサムだ。今シーズン17勝で最多勝王に上がったチャン・ウォンサムはサムスンの韓国シリーズ2年連続優勝でも先に立った。2006年のドーハ・アジア大会と2008年の北京五輪、2009年のWBCなど国際大会での経験も豊富だ。

今シーズンにホールド34の最多記録を立てたパク・ヒス(29・SK)も期待だ。パク・ヒスは日本との試合で重要な状況に投入されるものとみられる。



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