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境界線付近のクリスマスツリー点灯…韓国内でも葛藤

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
北朝鮮との軍事境界線付近にある愛妓峰(海抜165メートル)の灯塔が2年ぶりに点灯された。

永登浦教会や脱北難民北韓救援韓国教会連合などキリスト教団体は22日午後6時ごろ、京畿道金浦市霞城面の愛妓峰で、信徒およそ100人が出席した中、灯塔点灯行事を開いた。

高さ30メートルの愛妓峰灯塔には、クリスマスツリーの形に装飾されたLED(発光ダイオード)電球3万個が設置された。上部には「民族に平和」という文字が入った看板が見える。点灯期間は来月2日まで。


これに先立ち、国防部は今年の点灯行事を認めないという立場を変更し、大統領選挙翌日の20日に点灯実施計画を発表した。

キム・ミンソク国防部報道官は「点灯行事を主管すると申請した韓国キリスト教軍布教連合会が先月23日に計画を取り消したことで、今年は点灯せずに終えようとした」とし「しかし7日に別の団体が点灯申請をし、将兵の宗教活動を保障するレベルで点灯することに決めた」と述べた。キム報道官は「今年は中部・東部戦線を除いて、愛妓峰だけ点灯する」と伝えた。昨年は金正日(キム・ジョンイル)総書記の死去を理由に中断された。

北朝鮮は行事直前の22日午後、「愛妓峰灯塔が点灯される場合、北との軍事的衝突が生じる非常状況になるだろう」と脅迫したが、その後、特異な動向はないと、国防部関係者は伝えた。軍当局は万一の場合に備えて愛妓峰周辺の戦力を増強した。

該当自治団体の金浦市と地域住民は北朝鮮の脅威が強まることを懸念して強く反発した。金浦市の関係者は「北朝鮮を刺激して予期せぬ事態が発生するおそれがあるという判断から自制を要請する公文書を送ったが、国防部は事前通報もなく点灯実施計画を発表した。非常に残念だ」と述べた。



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