シャネル風ファッションにクリスチャンディオールのクラッチバッグを好む彼女が韓国化粧品に関心を見せている。 北朝鮮のファーストレディー、リ・ソルジュのことだ。

対北朝鮮消息筋は１４日、「北朝鮮を最近訪問した米国国籍の韓人を通じて、リ・ソルジュに韓国産化粧品セットが伝えられたと聞いた」とし「平壌（ピョンヤン）ロイヤルファミリーの女性がソウルから空輸された化粧品を使用していることが知られたのは今回が初めて」と話した。

化粧品ブランドは、アモーレパシフィックが“名品韓方化粧品”として販売している「雪花秀」製品と把握された。 消息筋は「リ・ソルジュのために使用法が詳細に書かれたメモが一緒に送られたと聞いた」と付け加えた。


金正恩（キム・ジョンウン）第１書記の夫人リ・ソルジュが「南朝鮮化粧品」に関心を持つことになった背景は伝えられていない。 ただ、韓国人の肌に合う化粧品という点が選択要件になったという観測が出ている。

ソウル総合芸術学校のチェ・ソンイム教授（ファッション芸術学）は「北朝鮮で反感が強い日本のＳブランドを使用するのは負担が伴い、西洋の化粧品はよく合わないという憂慮のため、韓国の化粧品に好奇心を見せたようだ」と述べた。

リ・ソルジュは金正恩体制の１年間で最もスポットライトを受けた。 ７月に初めて登場して以来、破格的なファッションスタイルと行動で話題になった。 銀河水管弦楽団の歌手から「金正恩の夫人リ・ソルジュ同志」と呼ばれ、平壌版シンデレラになったのだ。 名前が登場した最初の舞台が外交使節までが招請された綾羅人民遊園地の開館式だったが、予想以上に堂々とした姿だった。 金日成（キム・イルソン）バッジの代わりにブローチをつけて金正恩と腕を組む姿は、北朝鮮住民はもちろん、外部の世界にも衝撃を与えた。



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