北朝鮮が「実用衛星」発射体と明らかにした「銀河3号」。4月に海外記者に公開したもの。 (写真=中央フォト)。
16日のロシア・イタルタス通信によると、米国の北米航空宇宙防衛司令部(NORAD)の関係者は「北朝鮮が軌道に乗せた物体は地上で統制不能状態にある。その物体と地上の管制センターが情報を交わした事実も確認されていない」と述べたという。この関係者は「その物体の飛行が不安定な感じを与えているが、軌道を抜け出す危険はまだなく、監視を続けている」と話した。
これと関連し、北朝鮮は国連傘下の国際電気通信連合(ITU)に「光明星3号」に関する資料をまだ提出していないと、米自由アジア放送(RFA)が15日報じた。ITU側は「光明星3号」の状態と信号送出について「技術的な欠陥で発射期間を12月29日まで延長すると北朝鮮が10日に通知してきた後、まだいかなる追加情報も受けていない」と述べたと、RFAは伝えた。ITUは宇宙空間に打ち上げられたすべての衛星の軌道と周波数の調整を担当する国際機構。
一方、韓国軍は12日から群山の西側と済州道の西側で始めた北朝鮮ロケット残骸探索作業を15日午後6時に終了した。軍関係者は「清海鎮艦が引き揚げた銀河3号ロケットの1段目と推定される残骸の他に見つかったものはない」と伝えた。
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