リストラに着手した企業は他にも多い。内容も系列会社と不動産の売却、系列会社の統廃合、名誉退職などとさまざまだ。財界30位の熊津(ウンジン)はすでに法定管理(企業再生手続き)に入った。STXと東洋は資金繰り危機を克服するために核心事業まで売却するという点に問題の深刻性がある。もちろん企業のリストラを否定的に見る理由はない。ぜい肉を落として効率的な構造に再編するのがリストラだ。
しかし今回はこうした常時のリストラとは性格が違う。世界経済とこれに伴う国内経済の長期低成長が予想される段階でのリストラであるからだ。さらにウォン高が急激に進んでいる。輸出中心の大企業の経営は悪化する可能性が高い。東洋とSTXは大企業の本格的なリストラの信号弾ではないかと懸念される理由だ。
しかし今回はこうした常時のリストラとは性格が違う。世界経済とこれに伴う国内経済の長期低成長が予想される段階でのリストラであるからだ。さらにウォン高が急激に進んでいる。輸出中心の大企業の経営は悪化する可能性が高い。東洋とSTXは大企業の本格的なリストラの信号弾ではないかと懸念される理由だ。
この記事を読んで…