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<大リーグ>“カブス行き”林昌勇、韓日メジャーリーガーの悪縁を断ち切るか

ⓒ ISPLUS/中央日報日本語版

林昌勇(イム・チャンヨン、36)。

林昌勇(イム・チャンヨン、36)が韓日メジャーリーガーの悪縁を断ち切るのか。

米国のヤフースポーツは14日(日本時間)、「シカゴカブスと林昌勇(イム・チャンヨン)が(2年間)500万ドルの契約に合意した」と伝えた。契約成立の決定づけるメディカルテストが残っているが、特に問題がなければ入団が公式発表される見込みだ。この場合、林昌勇は2日にカブスと2年・950万ドルで契約した日本人投手・藤川球児(32、前阪神)のチームメートとなる。

◇結果が良くない“韓日同居”


1994年にデビューした朴賛浩(パク・チャンホ、39)をはじめ、これまでメジャーの舞台を踏んだ韓国人投手は計10人。このうち日本人投手と同じチームに在籍したケースは多くない。

代表的なケースが00年にボストン傘下のトリプルAで一緒に過ごした金善宇(キム・ソンウ、35、斗山)と大家友和(36)だ。当時、ボストン投手の有望株だった2人はライバル意識もあって何度も衝突した。同年6月16日には殴り合いのけんかになり、先に大家に手を出した金善宇が5試合出場停止処分を受けた。その後、モントリオールにともにトレードされたが、2人の関係はずっとよくなかった。

日本が誇る投手の野茂英雄(44)は朴賛浩の成長とともにLAドジャースを離れることになった。朴賛浩が15勝9敗をマークし、チームの中心投手に成長した1998年のシーズン中、野茂はニューヨーク・メッツにトレードされた。野茂を通じてアジア市場に手を伸ばしたドジャースが“新星”朴賛浩の登場とともに、野茂に対する期待をたたんだというのが当時の雰囲気だった。

シアトルで同じだった秋信守(チュ・シンス、30)とイチロー(39)も“共存”できなかった。特にイチローは右翼手から中堅手へのコンバートの話を断り、同じポジションの秋信守がクリーブランドにトレードされる原因を提供した。

◇日本選手との悪縁は終わる?

林昌勇は手術後のリハビリのため、ひとまず来年7月までは試合に出場できない見込みだ。このためカブスでの位置づけは藤川が高い。何より従来の抑え投手だったカルロス・マーモル(30)に対する球団の信頼が落ち、藤川がその座を取って代わる可能性が高い。1998年にドラフト1位で阪神に入団した藤川は通算562試合に登板し、42勝25敗220セーブ、防御率1.77という成績を残した日本を代表する抑え投手だ。林昌勇の役割は藤川の前に登板するセットアップマンが有力だ。これまで一度もなかった韓日メジャーリーガーの必勝組が演出される可能性がある。

林昌勇と藤川が抑え投手をめぐり激突することも考えられる。すでに2人は日本の舞台で最高のクローザーをめぐり何度も競争している。今シーズンまで阪神と同じセリーグのヤクルトに所属した林昌勇は日本で5年間に128セーブをマークした。カブスはこの数年間、抑え投手が不在で、数人の投手をテストしながら機会を与えた。林昌勇にもその“機会”が回ってくる可能性がある。



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