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日本の電子産業の没落を表現?…「島耕作社長」ついに辞任

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
日本の電子産業の没落を表現したのだろうか。 日本の人気漫画『社長 島耕作』の主人公、島耕作(64)テコット社長が辞任した。

島社長は今月6日発売された日本の漫画雑誌『モーニング』12月号で「今年6800億円(約8兆ウォン)の赤字は全て私の責任」としながら「頭を下げ謝罪して社長職を辞める」と明らかにした。漫画の中で社長に赴任して4年だ。

島社長は漫画家、弘兼憲史(64)が29年間連載している日本企業漫画の主人公。電器メーカー初芝電器産業に入社した新入社員が社長まで上りながら日本サラリーマンの偶像として浮上した。島耕作シリーズは1980年代バブル期の海外進出、90年代の失われた10年、最近の韓国企業の浮上のような現実をうまく表現し、69巻の単行本が4000万冊以上売れた。


島社長が勤める電器メーカー「TECOT(テコット)」はパナソニックがモデルだ。作者はパナソニックの前身である松下電気マーケティング部で仕事をしていた経験を漫画に生かした。松下とサンヨーが合併してパナソニックに変身するとすぐに漫画の中でも初芝と五洋電機が合併してTECOTが誕生する。韓国の電子メーカーであるサムスン電子とLG電子はソムサンとPG電子として登場する。昨年には島社長が「私たちのライバルは日本国内の企業ではない韓国のソムサン」といって「世界市場1位になったソムサンを見習わなければならない」という場面が登場した。

島社長は結局、日本の電子業界の沈んだ現実から抜け出すことができなかった。実際にパナソニックは今年度に7650億円(約10兆ウォン)赤字を予想している。2010年を除いては2008年からずっと赤字だ。東京支社のビルを来年3月末まで売却して8000人を減員する案を推進中だ。シャープは今年4500億円(6兆ウォン)赤字を出し、ソニーもやはりテレビなどから出た損失を金融(ソニー保険)部門でようやく補てんしている。先月、信用評価会社フィッチはパナソニックとソニーの信用等級を投資非適格水準に降格した。



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