今月の安保理議長国モロッコのモハメド・ルリシュキ国連大使が発表した声明の要旨は2つだ。まず、ルリシュキ大使は「安保理が全会一致で、今回の北朝鮮のロケット発射が安保理決議案1718号と1874号を明白に違反したと糾弾する(condemn)」と明らかにした。4月の「慨嘆(deplore)」という表現より強まったのだ。続いて「安保理が追加制裁措置についてずっと協議することにした」と明らかにした。北朝鮮の挑発に対する安保理の一致した糾弾立場を先に国際社会に明らかにした後、追加制裁は時間をおいて話し合うという2段階の接近法だ。
当初、安保理で米国・英国は北朝鮮に対する迅速かつ断固たる対応を主張した。北朝鮮の挑発が、4月に安保理が全会一致で採択した議長声明を故意に違反したからだ。しかし中国が制約を加えた。北朝鮮のロケット発射に対する糾弾には同調するものの、報復性の制裁は北朝鮮の極端な反発を招き、韓半島の緊張を高めるおそれがあるという主張だった。双方の立場が激しく対立したため、2段階の折衷案が出てきた。速かな議長声明を通じて安保理の糾弾立場を明確に伝えるものの、追加制裁の程度は交渉で調整することにしたのだ。
当初、安保理で米国・英国は北朝鮮に対する迅速かつ断固たる対応を主張した。北朝鮮の挑発が、4月に安保理が全会一致で採択した議長声明を故意に違反したからだ。しかし中国が制約を加えた。北朝鮮のロケット発射に対する糾弾には同調するものの、報復性の制裁は北朝鮮の極端な反発を招き、韓半島の緊張を高めるおそれがあるという主張だった。双方の立場が激しく対立したため、2段階の折衷案が出てきた。速かな議長声明を通じて安保理の糾弾立場を明確に伝えるものの、追加制裁の程度は交渉で調整することにしたのだ。
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