金広鉉（キム・グァンヒョン、２４、ＳＫ）もワールド・ベースボール・クラシック（ＷＢＣ）に出場できなくなった。奉重根（ボン・ジュングン、３２、ＬＧ）、柳賢振（リュ・ヒョンジン、２５、ＬＡドジャース）に続いて金広鉉までがＷＢＣに出場できなくなり、韓国代表が左腕投手不足の危機を迎えている。

ＳＫ球団は１０日、「最近、米国で左肩の検診を受けて帰国した金広鉉について、手術をするかどうか検討した結果、本人の意思を尊重し、手術の代わりにリハビリをすることに決めた」と明らかにした。

４日に米国に出国した金広鉉はアラバマ州にあるアンドリュースポーツ医学＆整形外科センターとシカゴ・カブスのチームドクター（ステファン・グリズロー氏）を通じて精密検診および所見を受け、８日に帰国した。


球団側は「２カ所の病院とも左肩関節の損傷で手術が望ましいという所見を出したが、選手本人がリハビリで来シーズンの準備をしたいという意思を明らかにし、こうした決定をした」と説明した。リハビリには数カ月間が必要とみられ、金広鉉は来年３月に開催されるＷＢＣ参加が事実上難しくなった。

先月発表されたＷＢＣ韓国代表エントリー（２８人）のうち投手は１３人で、このうち左腕投手は５人だった。しかし奉重根が肩のリハビリで代表から離脱し、ドジャース入団が確定した柳賢振は米国進出初年度のオープン戦期間がＷＢＣと重なるため、出場が難しい状況だ。現在残っている韓国代表の左腕投手は奉重根の代わりに選抜された張元準（チャン・ウォンジュン、警察）、張ウォン三（チャン・ウォンサム、サムスン）、朴ヒ洙（パク・ヒス、ＳＫ）の３人。

金寅植（キム・インシク）韓国野球委員会（ＫＢＯ）技術委員長は「柳仲逸（リュ・ジュンイル）代表チーム監督（サムスン）と相談し、近いうちに代わりの選手を決める」と述べた。